山下智久の活動自粛…“黙殺”手越祐也と明暗分けた「有力者」からの愛

山下智久 

画/彩賀ゆう  (C)まいじつ 

『文春オンライン』で報じられたスキャンダルにより、芸能活動の自粛を発表したジャニーズ事務所所属の俳優・山下智久。メディアやネットでは過去の類似例との比較がなされているが、中でも際立つのが、去る6月に同事務所を退所した元『NEWS』手越祐也の異質さだ。

山下の処分理由は、未成年女性への飲酒と〝お持ち帰り〟疑惑。「文春オンライン」の報道やジャニーズ事務所が発表した調査結果によると、同女性は自ら年齢を偽った上でバーに入店。そこで飲んでいた山下と『KAT-TUN』亀梨和也に近付き、同席したことで〝未成年飲酒〟が成立したという。

山下に関しては、早朝の同店退店後に都内高級ホテルへ向かい、その後、同女性も同じホテルにイン。中で何があったのかは当人のみ知るところだが、断続的に8時間にもわたって〝濃密空間〟をともにした可能性が問題視された。

そして、同報道後、各メディアやネット上でこぞって比較されたのが、手越や『NEWS』小山慶一郎・加藤シゲアキ、元『TOKIO』山口達也といった類似例だ。

「ネット上では『山口がクビなら山下もクビ』なんて声をいくつも見掛けましたが、無理やりキスをして相手が被害届を出すほど嫌がっていた山口と、中で何があったのかという証拠はない上、女性側も進んで誘いに乗った山下では、全く話が異なる。ここを混同するのは、クソもミソも一緒くたにしてしまっています」(芸能ジャーナリスト)

手越本人も認めたジュリー氏の暗躍

小山は2018年6月、加藤とともに誕生パーティーを開き、同席した未成年女性に飲酒をさせたことが「文春オンライン」で発覚。小山は芸能活動を自粛し、加藤も生放送のレギュラー番組で公開謝罪をしている。しかし、その翌週には手越にも未成年飲酒疑惑が浮上。17年9月と11月の二度にわたり未成年女性へ飲酒を強要していたとのことだったが、何とこちらは今日に至るまで何のお咎めもなく〝黙殺〟されている。

「手越は退所会見にて、事務所現社長・藤島ジュリー景子氏に対し『今まで破天荒にやってきた僕を守ってくださったのは事実』と発言しました。これは、手越が過去に起こしてきたスキャンダルについて、各方面に働きかけて黙殺するよう動いていたことを示唆しているようです。具体的な案件までは明かしていませんが、13年に当時未成年だった『SKE48』メンバーに酒を飲ませてキスをした流出画像や、このときスルーされた未成年飲酒疑惑も入っているはず。当時、手越まで活動停止になんてなったら、間違いなく『NEWS』は崩壊していましたからね。会見内ではその後も、『僕にいろんな景色や思い出だったり、素敵な体験をさせてくださったジュリーさんには、仮に行けるのであれば、あらためてお礼に行きたい』と、同氏への感謝を述べています」(同・ジャーナリスト)

事務所有力者からの寵愛により、度重なるスキャンダルを黙殺してもらっていた手越。山下からすると、自身との処遇の差には釈然としない思いがあるかもしれない。

【あわせて読みたい】