藤井聡太“フィーバー”に激怒!? マスゴミ報道に将棋ファンが…

藤井聡太

画/彩賀ゆう (C)まいじつ

将棋の藤井聡太棋聖が8月20日、無傷の4連勝で七番勝負を制し、王位を奪取。史上最年少となる18歳1カ月での二冠&八段昇段を達成した。対戦相手の〝千駄ヶ谷の受け師〟こと木村一基王位は、「ストレート負けは恥ずかしく申し訳ない限り。また一から出直します」と、リベンジを誓った。

これまで、二冠達成の最年少記録は、羽生善治九段が持っていた21歳11カ月だったが、これを28年ぶりに更新。10代では初の快挙となる。また八段昇段は、加藤一二三九段が持っていた18歳3カ月で、これを62年ぶりに更新した。

空前絶後の大記録に、将棋界からは祝福の声が殺到している。しかし一方で、加熱する〝藤井フィーバー〟に苦言を呈する声も上がっているようだ。

羽生九段の妻で、元タレントの羽生理恵さんが20日、自身のツイッターを更新。《最近感じることですが、もう少し現タイトルホルダーに対してフェアな言葉を選んで接することはできないのだろうかとは毎回思うところ。戦い終えた対局者は心身疲労困憊なので、せめて気持ち良く優しいインタだとよいな…と願っています》などとツイートし、負けた木村王位を思いやった。

過去には負けた棋士の肩にカメラを置いたことも…

将棋ファンからは、

《タイトルホルダーに、ストレート負けどうでしたか?は、さすがに無礼な質問だなあと思ってしまいました》
《藤井二冠が、あまりにも注目されたが故にですね。将棋界にはすごくプラスなことですが、是非にわかマスコミの方には配慮していただきたいです》
《その道のプロに対して、とても失礼な質問が多く、悲しくなってしまい、途中で見るのをやめてしまいました》
《記者の失礼な質問にも丁寧に受け答えする木村先生を見ていたら泣きそうになりました》
《木村棋士は、将棋の受けもさることながら、インタビューの受けも神対応で素晴らしい。人間性が出るんですね》
《本当に、そうあることを願っています。インタビュアーが将棋愛・棋士愛のある方と分かるときは、ほっとします、内容もやはり違うので》

など、賛同の声が殺到している。

「今回の対局は、マスコミ全般が最初から藤井二冠誕生ありきで取材していましたね。木村棋士は、棋界の中でも特に人格者として知られています。ファンにとっては、マスコミの失礼な質問は許し難いでしょう。今後も藤井二冠の快進撃は続くでしょうが、他の棋士に対するリスペクトを忘れてほしくないものです」(将棋ライター)

同様の事例は過去にも起きている。2017年、当時の渡辺明竜王が竜王を失冠した際、あるカメラマンが、向かいに座る勝者の羽生善治棋聖を撮影するために、何と渡辺竜王の肩の上にカメラを置いたという。渡辺竜王はそのときの気持ちを「それにしても肩にカメラが乗るというのはああいう感じなんですね。勝負の世界なのでそれも仕方がないです…」と吐露した。

藤井二冠の誕生は喜ばしいニュースだが、買っても負けても全力勝負した棋士への敬意は忘れてほしくないものだ。

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