映画『マッドマックス』地上波初放送に批判噴出のワケ「話が理解できない」

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9月12日の『土曜プレミアム』(フジテレビ系)で、2015年公開の大ヒット映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が放送された。ファン待望の地上波初放送となったが、〝とある理由〟によってネット上では批判の声が相次いでいる。

同作は1979年に第1作が公開された「マッドマックス」シリーズの最新作。作中では石油も水も尽きかけた近未来の世界を舞台として、資源を独占する「ジョーの軍団」と愛する家族を奪われた元警官・マックスたちによるバトルが描かれていく。

しかし今回放送されたのは、地上波用に大幅な編集が加えられたバージョンだった。期待していたシーンを見られなかった視聴者も多いようで、SNSなどでは、

《マッドマックスらしさのあるエピソードが随分カットされてるなぁ》
《ある程度はしょうがないだろうけど、さすがにカットが酷い気がする…》
《初見だと話が理解できない。ストーリーを見失いそうだった》
《カットなしで最初から観たいな~って思わされる出来》
《ジョーの最期がよく分からないのは、明らかにマイナスポイント》

などの意見が続出している。

別作品の“ゴリ押し”を批判する声も

その一方、CMなどでは韓国ドラマ『愛の不時着』に絡めた番宣が展開されることに。放送直前にはナレーションによって「あの『愛の不時着』でも、主人公ユン・セリが大好きな映画としてタイトルを挙げ、劇中にオマージュしたシーンが登場!」という情報が明かされていた。

番宣の内容に違和感を抱いた視聴者もいるようで、

《マッドマックス自体が名作なのに「愛の不時着」を使って紹介しなくても…》
《唐突に「愛の不時着」がごり押しされてるのはなぜ?》
《あまりのこじつけに衝撃を受けたわ!!》
《「愛の不時着のヒロインも好き」ってCMにイライラ。こんなダサい番宣作ったやつクビにしていいよ》

などのような批判に晒されている。

「そもそも『マッドマックス』はR15+指定の作品なので、地上波で流すためにカットが多くなるのは仕方がありません。ただ、番宣が少々力業だったことに関しては擁護が難しいですね。『愛の不時着』を配信している『Netflix』が番組スポンサーについていたため、番宣があのような形になったのではないでしょうか」(テレビ誌ライター)

作品自体はアカデミー賞を6部門受賞するほどの名作中の名作。集中して観られなかったという人は、レンタルや配信サイトであらためて視聴してみるといいかもしれない。

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