南果歩“完脱ぎ”映画『不機嫌な果実』~美尻三十路妻のエロス欲求大爆発!

作品目『不機嫌な果実』
松竹 1997年 DVD発売中
監督/成瀬活雄
出演/南果歩、鈴木一真、根津甚八、美木良介ほか

私好みの美人女優・芦名星の自殺には、少なからずショックを受けた。以前に彼女の〝完脱ぎ〟作品として『シルク』を紹介したが、あらためて、その神秘的美しさが目に浮かぶ。

自殺と言えば、三浦春馬の一件も衝撃だった。コロナ禍での人との断絶が遠因になっているのかもしれない…。彼らの倍くらい馬齢を重ねている者としては、暗澹たる気持ちになる。その三浦の〝遺作〟ともなった新ドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』(TBS系)でヒロインの松岡茉優の母親役を演じているのが、南果歩だ。久々の映画主演作には、11月公開のハチャメチャなホーム・コメディー『脳天パラダイス』がある。そんな彼女が三十路で主演し、公開当時に騒然とさせた成人指定の官能作がコレ。原作は林真理子の同名小説だ。

子供も持たず、姑の干渉もまっぴらで、秘書の仕事も続けている人妻・麻也子(南果歩)の悩みは、結婚6年目にして実感する夫・航一(美木良介)との満たされないセックスだ。そのためか、常に〝不機嫌〟であった。知人のアドバイスにより、過去の恋人で大手広告代理店務めの修(根津甚八)と密会をするようになるが、彼が二股をかけていることを知り、あっさりと別れる。やがて、音楽家で高等遊民志望の通彦(鈴木一真)と知り合い、その個性に惹かれ、関係を続けて行くのだが…。

際立つ“美尻”の存在感

南果歩ほか主要登場人物が揃いも揃って軽佻浮薄に映るのは、この映画の狙いなのか。実は一番しっかり者は、ヒロインの友人でバー勤めの元同級生だった…という皮肉が込められているのだろう。

そんなことより、お目当ては三十路・果歩の濡れ場とハダカ。初不倫の相手役の根津とは、ねちっこいキスから激しく抱き合い、お互いの衣服を脱がし合う。白いブラが外れ、果歩の乳房が露出し、別室へ。脱ぎ散らかされた下着の先のベッドで本格熱戦する。全裸でもつれ合い、「行くぞ」「ダメ」「許して」「許さない」みたいな会話も情事のスパイスか。ところで、以前に観たときには気付かなかったのだが、果歩の尻があらためて垂涎! これは僕が最近はおっぱいをすっかり解脱して、お尻に目が行くようになったせいか(笑)。

音楽家役の鈴木とのシーンは、さらにその尻の存在感が楽しめる。下着を脱ぐと形の良い脂の乗った美尻がめくれ、一糸まとわぬ姿でベッドに横たわる全裸像では、ひときわ目立つ。その全裸に舌を転がす彼に、攻守ところを変えて彼女が〝人妻テク〟で嘗め技のお返し。やや乳首大きめの乳房もチラチラ見えるが、やっぱり、ここは、再発見の〝お尻〟でしょ!

(映画評論家・秋本鉄次)

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