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『King Gnu』といえば、昨年2月にリリースした『白日』がメガヒットを記録し、一躍音楽シーンのトップに躍り出た人気ロックバンド。しかし、音楽ファンの一部からは、早くも〝一発屋〟という声が上がり始めているようだ。
「King Gnu」は「白日」ブームの真っただ中、今年1月に最新アルバム『CEREMONY』をリリース。アルバムを引っ提げて全国ツアーを行う予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大によって公演は中止となってしまった。
今年に入ってからは、ほとんど新曲をリリースしていないこともあり、最近の活動に対して〝存在感がない〟と感じる人は多い様子。ネット上では、
《何か…今年で消えそうな雰囲気がすごい》
《『白日』以外に、これといったヒット曲がないのがつらいね》
《このままだと完全にSuchmosルートまっしぐら》
《これからは世間じゃなくて、熱狂的ファンに支えられて生きていくんだろうな》
などといった声が続出している。
若手アーティストたちの生存競争
その一方、音楽ファンからは「King Gnu」の人気を、他のアーティストと比較する声も。特に『Official髭男dism』と同列に語られることが多く、
《King Gnuは、まだまだ一発屋の有力候補。髭男とかあいみょんはもう大丈夫》
《髭男とキングヌーって、何でこんなに差がついたんだろう》
《白日がスゴ過ぎて何出しても霞む。その点、安定してる髭男ってすげーわ》
《3年後5年後に生き残ってるのは、King Gnuじゃなくて髭男だぞ》
《髭男は『Pretender』以降も売れてるし、音楽に真っ直ぐな感じがある。そこがキングヌーとの違い》
などといった意見が見受けられる。
「近年ブレークしたアーティストの中でも、『Official髭男dism』とあいみょん、米津玄師の3組は頭1つ抜けた安定感と言えるでしょう。『Official髭男dism』は、ブレークのきっかけとなった『Pretender』の印象が強いものの、その後も『宿命』や『I LOVE…』など次々とヒット曲を生み出しています。また、メディアで華々しい活躍を見せるあいみょんと、露出が少ない米津は正反対のスタンスですが、いずれもアーティストとして独自のポジションを確立しつつありますね」(音楽誌ライター)
あいみょんは、9月に最新アルバム『おいしいパスタがあると聞いて』を発表したばかり。アルバムにはドラマや映画のタイアップ曲が数多く収録され、好調なセールスを記録している。また、米津が8月にリリースしたアルバム『STRAY SHEEP』は売り上げ100万枚を超え、自身初となるミリオンセールスを達成した。
いくら才能と実力があるアーティストでも、最盛時の人気を維持するのは難しいもの。今後の音楽シーンが一体どんな展開を迎えるのか、未来は誰にも予想できないだろう。
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