ホンモノの超常現象!? 公的機関が認めた明治時代の超能力者・長南年恵

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宜保愛子やユリ・ゲラーなど、古今東西に有名な霊能力・超能力者がいるが、日本には明治時代に長南年恵(おさなみとしえ)という超能力者がいたことをご存じだろうか。

年恵については、「20歳のころからほとんど食事を取らず、口にするものは生水程度であった」「空気中から神水といったさまざまな物を取り出すなど、多くの不思議な現象を起こしていた」などという逸話がある。そのため、今でもオカルトマニアの間では、特別な存在としてその名が語り継がれているという。2006年11月には、年恵の没後百年を偲び、「長南年恵100年祭」が年恵の墓のある山形県鶴岡市の般若寺にて行われた。

「年恵が起こしたとされる超常現象は数多く、成人してからも肉体や精神は少女のようだったといいます。また、20歳のころから食事を取らなくなったため、排泄もほとんどなく、汗や垢なども出ないことから、風呂に入らずとも、いつも清潔だったといいます。年恵が空気中から取り出す〝神水〟は万病に効くといわれ、遠方から多くの人が訪れたそうですが、冷やかしや不治の病人には与えなかったといいます」(オカルトライター)

逮捕されたものの“実演”で無罪に!?

あまりに神水の効果が喧伝されたため、年恵は1895年(明治28年)、神水を用いて病気を治療したとして詐欺行為で逮捕。山形県監獄鶴岡支署に60日間勾留されたが、証拠不十分で釈放されている。また、勾留期間中にもさまざまな超常現象が起きたという。

「複数の係官が不思議な笛の音を聴いたり、外部と遮断されている独房内で、空気中から神水を取り出したのを目撃したそうです。当時は超常現象に対する見方は現代より厳しかったのでしょう。その後、年恵は2回も逮捕されることとなりました。三度目の逮捕では再審が行われ、証拠不十分で無罪判決を受けましたが、その際、弁護士が実験を申し込み、実際に神水が出現するか検証が行われました。そこで年恵は全く動じることなく見事、黄色の神水を取り出したといいます」(同・ライター)

世界的にも珍しい、裁判所での超能力実演を行い、無罪になった年恵。しかし、その後は弟・勇吉とともに消息がプッツリと途絶えたという。

現在も、科学では説明できない現象がたびたび目撃されているが、公的機関がその能力を認めたのは、年恵ただ1人である。

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