『ものまねGP』J.Y.Parkネタが物議! 差別表現を笑いにする日本のコメディー

(C)Roman Samborskyi / Shutterstock 

若い女性を中心に、今年のエンタメ界で『鬼滅の刃』『半沢直樹』に並ぶヒット番付横綱級の大ブームを起こしているアイドルグループ『NiziU』。彼女たちのプロデューサーであるJ.Y.Parkのものまねが、一部ネット上で物議を醸している。

発端となったのは、9月29日に放送された『ものまねグランプリ 秋のガチランキングスペシャル』(日本テレビ系)。いま流行りのコンテンツから次々とものまねが披露され、この日はJ.Y.Parkをものまねする芸人が多数出場した。

前半には、土屋アンナを鉄板ネタに持つみかんが、韓国語まで完コピしたJ.Y.Parkのものまねを披露。中盤にも、花香よしあきがモノマネメドレーの中で同氏になりきり、「NiziU」を生んだオーディション番組『NiziProject』(同系)で話題になった「こっちへ来てください」「キューブあげます」というセリフを、ともに片言でものまねする。

“優しい笑い”時代では外国人ネタもNG?

一部で物議を醸しているのが、この〝片言の日本語〟という共通点だ。「NiziProject」でのJ.Y.Parkは、日本人である候補生に向け、拙いながらも懸命な日本語で思いを伝えている。しかし、ものまねとなると多少なりとも誇張表現が入ってしまうため、「小馬鹿にしている」と感じる視聴者も出てしまっているのだ。

実際、今回のオンエアには、一部で

《J.Y.parkさんのモノマネやってる人多いけど、目にテープ貼ったり、カタコトの日本語マネしたり、ちょっと危なくない…?》
《JYパークは頑張って日本語を話してるのに、それをモノマネしてなめてんの?馬鹿にしてんの?》
《なんか差別っぽかったり、馬鹿にしてるって思われないかヒヤヒヤしちゃう…》
《心を込めて話すJYパークを、カタコトな感じにいじってものまねしてる人 わかってないし面白くない》
《日テレが虹プロをどんどん別の企画にアレンジしていって、誰かしらが似てないモノマネしてんの普通に嫌だな》

といった声が見られている。

「『ぺこぱ』の大ブレークに代表されるよう、令和のお笑いは〝人を傷付けない〟がテーマ。容姿イジリ、セクハラ、肉体的罰ゲームや過度なディスは、若者を中心とした視聴者に受け入れられない風潮が出来上がっています。『虹プロ』が若者にこれだけウケたのも、J.Y.Parkのコメントやアドバイスが、的確ながらも相手を尊重した優しい物言いだから。外国人の発音を誇張するのも、若い世代には拒否反応があるのでしょう。思えば、海外のコメディアンも『日本人のモノマネ』と吊り目にして炎上することがよくありますからね」(民放キー局関係者)

自主規制でつまらなくなったと言われるバラエティー。しかし、今では一周して「規制がないと受け入れられない」段階に入っているのかもしれない。

【画像】

Roman Samborskyi / Shutterstock

【あわせて読みたい】