鈴木杏“完脱ぎ”映画『軽蔑』~その名に恥じない絶品「アンアン」喘ぎ声!

軽蔑 

作品目『軽蔑』
角川映画 2011年 DVD発売中
監督/廣木隆一
出演/高良健吾、鈴木杏、大森南朋、村上淳ほか

杏といえば夫の不倫騒動で渦中だった著名女優だが、女優でもう1人の杏、鈴木杏が先ごろ久々に芸能ニュースをにぎわした。9月27日放送の『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)に出演した彼女は、その昔、舞台の本番中にいきなり俳優の吉田鋼太郎にディープキスされたと暴露。「頭おかしいですよね」と笑って回想していたが、最近は活動がやや地味だっただけに元気そうで何より。10年くらい前は森田芳光監督の『椿三十郎』(07年)や大森立嗣監督『まほろ駅前多田便利軒』(11年)などで売れっ子だった。そんなころの〝完脱ぎ作〟の本作を思い出す。東日本大震災が起こった数カ月後の公開だったせいで鮮烈なのかもしれない。監督は、近年の『彼女の人生は間違いじゃない』(17年)などもそうだが、エロスと風俗描写では定評のある廣木隆一。原作は中上健次だ。

新宿・歌舞伎町で浮草暮らしのカズ(高良健吾)は、兄貴分の伊藤(村上淳)から、伊藤の組に無断で賭博を行っているポールダンスバーへのカチ込みを命じられ、仲間とともに襲う。だが、大混乱の中でカズは、前から恋い焦がれていたダンサーの真知子(鈴木杏)を控室から連れ出し、何と、その勢いのまま〝駆け落ち〟を提案する。実は真知子もカズに関心があった。互いの愛を確かめ合った2人は、和歌山県にあるカズの故郷へと向かうが…。

“いい人”イメージ大森南朋の暴君ぶりにも注目

今観ると、新宿・歌舞伎町がまだ〝元気〟だったころの描写が懐かしい。個人的にはポールダンスバーにも行って、ダンサーにオヒネリをあげていたクチなので、ついつい思い出してしまうね。それと最近、ドラマ『わたしの家政夫ナギサさん』(TBS系)でブレークした大森南朋が後半に出てくるのだが、2人に魔手を伸ばす高利貸しの男を凶暴に演じており、最近の〝いい人〟イメージとは隔世の感がある。

とはいえ一番肝心なのは、ヒロインの鈴木杏のヌードと濡れ場である。ヌードはポールダンス・ストリップで堂々のご開帳だ。ダンサーだけにハダカは必然である。ポールに絡み付き、体をくねらせて踊り、サラリとブラを外すと、乳首の色はズバリ、サーモンピンク! 濡れ場の方に注目すれば、駆け落ちして彼の故郷へと向かう途中の旅館でのカラミがナマツバものだ。高良に「俺にちゃんと見せてくれよ」というリクエストに応えて浴衣を脱ぎ始め、推定83センチの美乳がド~ン。その形良いバストが揉みしだかれ、M字開脚で一気に挿入されると、その名に恥じず〝あん、あん〟とイイ声で喘ぐのである。

あれから10年弱。今度は三十路の熟した〝鈴木杏〟を拝みたいものである。

(映画評論家・秋本鉄次)