お笑い芸人の松本人志(53)の言動に批判意見が集中している。
松本は12月1日放送の『ケンミンSHOW&ダウンタウンDX合体2時間スペシャル!』(日本テレビ系)の放送内で、コンビニの店員から箸を付けるかどうか問われることがとても鬱陶しいと、不満をぶちまけた。
「松本は、コンビニで正体がばれたくないからしゃべりたくない。手で不要だという仕草をしたら、店員に5本入れられた。だから最初からそんなことするな、という主旨でした」(ネットライター)
この発言についてインターネット上では、《店員なら聞くのは当たり前》、《箸入れる瞬間、手で止めればいい。多いなら返せばいいだろ》、《自分中心に世の中回っているつもりか》などといった厳しい意見が飛び交った。
松本がこういう趣旨の発言をするのは、いまに始まったことではない。以前からこういったことはあったのに、今回はなぜこんなにも批判の声が上がったのだろうか。そこには自身がコメンテーターを務める『ワイドナショー』(フジテレビ)の出演が影響しているという。
「ワイドナショーで松本は、政治から芸能までのニュースに独自の視点で意見を言っています。影響力も大きく、オンエアと同時にネットニュースに記事が出るほどです。松本本人は嫌がっていますが、松本にニュースコメンテーターの一面があることを決定付けた番組です。和田アキ子もそうですが、こういう芸能人のご意見番には批判が付きものです。ちょっとしたことですぐに反応があります」(テレビ雑誌編集者)
確かに、ワイドナショーでは幅広くテーマを取り上げ、丁々発止のやり取りを展開し、必ずといっていいほど松本のコメントがネットニュースになっている。
「松本はもはや、お笑い芸人というよりは文化人としての存在になりつつあります。芸能界でタブーとされるようなニュースに触れないところは松本らしくないですが、これも芸能界で生き延びるための彼の処世術なので、そちらは期待できないでしょう。せめて芸人としての反骨精神を見せてもらいたいのですが…」(民放テレビ関係者)
かつて、松本は40歳で芸能界から引退するとか、芸人は結婚したら終わりなどと発言していたこともあるが、いまではワイドショーでコメンテーターをするようになり、性格が丸くなった。芸能界では芸人も歌手も、最終的に“ご意見番”のポジションが最高位のようだ。
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