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10月10日より放送がスタートしたドラマ『35歳の少女』(日本テレビ系)の、キャスティングミスが大きな話題になっている。
問題は、39歳の柴咲コウと29歳の坂口健太郎が同級生役で共演していること。2人とも「35歳」としてドラマに登場しており、それぞれ単体で見ると、役と実年齢のギャップはそれほど大きくないように思える。しかし、2人が並ぶと、やはり同級生役は無理があるという声が多い。ネット上には
《なんで柴咲コウの同級生役を坂口健太郎にしたんだよ… ヒゲ生やしても無理あるよ…》
《もうちょい年近い人いなかったのー!》
《柴咲コウと坂口健太郎が同級生の設定ちょっと厳しい気がするぞ…》
といった意見が多くあがっている。しかし、この程度ならまだマシだという。これまでに、実年齢と役の年齢が離れすぎていた例を紹介していこう。
45歳で18歳の高校生を演じたのは…
まずは、俳優の窪田正孝。17年7月期のドラマ『僕たちがやりました』(フジテレビ系)で、当時29歳の窪田が、高校2年生役を演じたのだ。同作では、幼馴染の女子高生役を永野芽郁が演じていたが、彼女は当時18歳。実に、11歳差の同級生役であった。
永野はその後、18年前期の朝ドラ『半分、青い。』(NHK)でヒロインに抜擢されたが、ここでも同級生役が、10コ上の佐藤健で、視聴者からは
《佐藤健は少し無理があるような気がする。同級生なんだから、もっと年齢を近づけたフレッシュ感のある役者さんにしてほしかったな》
《佐藤健と永野芽郁が同い年ってのは、やはりどうなんだ…。高校生の時に同級生で、老けてオッサン顔のやつとかいたけど》
《さすがにちょっと厳しいと思う》
といった声があがっていた。
そして、最近のヒット作で役と実年齢が特に離れていたのは、映画『翔んで埼玉』に出演したGACKTだろう。当時45歳のGACKTが、18歳の高校生役を演じていたのだ。これにはGACKT本人も「『バトル・ロワイヤル』という作品で、山本太郎が20代後半か30歳くらいで高校生役をやっているのを見て『なにをやっているんだ?』と思ったけど、僕も『何をやっているのかなあ』と」など自虐している。
しかし、ギャグ全開で特に年齢がどうこうと気にならないキャラであったため、違和感ないどころか、超ハマリ役だと称賛を受けた。その年の日本アカデミー賞では「優秀主演男優賞」を受賞している。
結局、実年齢がどうこうより、どう見えるかが重要なようだ。