ロケ番組の必需品「マウスシールド」は効果なし? 最新の実験結果に失望…

(C)hisa_nishiya / Shutterstock 

新型コロナウイルス感染防止のため、昨今バラエティー番組などでよく目にする「マウスシールド」。コロナ前は、飲食店や接客業に従事する人たちが着用しているイメージが強いが、ネット上ではその効果を疑問視する声が相次いでいる。

「現在、バラエティー番組における感染対策は、共演者の間にアクリル板を設置することやソーシャルディスタンスの確保などが主。飛沫防止のマスクに関しては、ドラマ制作現場では俳優たちは自らの出番がくるまでフェイスシールドを着用し、旅番組やロケなどでは会話や呼吸のしづらさを鑑み、マウスシールドを活用していることが多い印象です」(テレビ制作会社)

そんな中、愛知県にある『豊橋技術科学大学』は10月15日、マスクの種類別に飛沫の量を比較した実験結果を発表した。実験に用いたマスクは、もっとも一般的な不織布マスク、アベノマスクで知られる布マスク、フェイスシールド、そしてマウスシールドの4種類。

「ノーマスク時の飛沫カット率を0%として、不織布製のマスクは80%カットするのに対し、フェイスシールドは20%、そしてマウスシールドは10%にとどまっていたのです。コロナはエアロゾル(空気中に漂う微細な粒子)感染するとされていますが、フェイスシールドやマウスシールドでは残念ながら〝エアロゾルは防げない〟と結論づけられてしまったのです」(ネットメディア編集)

マウスシールド着用でもクラスター発生

現にそれを裏付ける感染事例がある。10日に埼玉県さいたま市で起きた〝劇団クラスター〟だ。彼らがとった感染対策は、稽古場を1時間に1度換気することと、稽古に使用する機器や、手すりなどはこまめに消毒すること。さらに、稽古中はマスクやマウスシールドを着用していたようだが、結果として稽古に参加した91人のうち62人の感染が確認された。

劇団側は感染対策をきちんと行っていたと認識し、またネット上でも擁護する声が多くあがっているのだが…。

ネット上では、マウスシールドに対し

《他人に向けてのやってますアピール以外の何物でもない》
《やってる感の頂点》
《直接人に当たらないっていうだけで空気中には漂うし 移動したらあんまり意味ないんだよな結局》
《マウスシールドは、飛沫の侵入をほとんど防止出来ないばかりか、飛沫拡散防止にも効果は低いにもかかわらず、テレビ番組や飲食店で重用されている意味がわかりませんね》
《やらないよりはマシかもしれない程度》

と散々な言われようだ。

とはいえ、マスクよりもマウスシールドのほうが、透明な分、テレビ的な見栄えは良い。この実験結果に、テレビ局も頭を抱えていることだろう。

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