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VIP待遇で企画された、俳優・織田裕二主演の月9ドラマ『SUITS/スーツ2』(フジテレビ系)が爆死を遂げてしまった。
『SUITS2』は、全10話が主流の現代のドラマとは対照的に、全15話という異例の編成だった。織田、『Hey!Say!JUMP』中島裕翔のタッグと、鈴木保奈美、新木優子、中村アン、小手伸也らキャストは前作のまま。ここへ、織田と初共演となる吉田鋼太郎をはじめ、上白石萌音、観月ありさなどがゲスト出演。ドラマを盛り立てていったが、最終回の世帯平均視聴率は8.2%。全話平均も8.5%と振るわず、「失敗」の烙印が押されてしまった(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)。
ネット上では「3を期待してる」「数字なんてどうでもいい」という擁護の声があがるものの、
《見事な逆転劇で楽しかった。ただ、同じ倍返し物の半沢直樹が日本人が喜ぶツボを押さえたテンポと演出に徹底しているのに対してスーツは、セリフのやり取りのテンポが…》
《本家の魅力には遠く及ばない、途中で観なくなった》
《2になってから、なぜかアメリカンな台詞まわしが気持ち悪くなり、ストーリが頭に入ってこなくて、残念ながらすぐに観なくなってしまった》
など、辛辣な声もあがっている。
予想通りの失敗でもシーズン3?
「『SUITS』はアメリカのテレビドラマを原作としており、18年10月に日本で織田裕二版のシーズン1が放送された際は、本家と比べて酷評の声が目立っていましたね。実際、シーズン1の視聴率は第1話が14.2%と一番高く、その後は10%前後をウロウロ。視聴者の満足度が低かったことがわかります。にもかかわらず、なぜかシーズン2が制作され、またもや視聴率は第1話の11.1%が最高で、その後は8%台をウロウロと、まるで同じ失敗を繰り返している。これでシーズン3が制作されたのなら、なにか忖度があるのかと疑ってしまうほどです。本家はシーズン9まで制作されていますが、日本ではもう潮時でしょう」(芸能記者)
しかし、フジテレビがシーズン9までの制作権利を既に買い取っていたのなら、それを放棄するとただの損失になってしまう。ゴリ押しのシーズン3、可能性はありそうだ。