精子も棺桶もネットで購入! 恐るべき現代社会が問題に…

(C)Roman Samborskyi / Shutterstock 

今やネットでなんでも買える時代。むしろ、ネットのほうが品ぞろえが多く、価格が安いことが多々あるため、あえてネットで〝買いたい〟人が多いと言っても過言ではない。近頃、それは人間の〝生と死〟に関するモノにまで範囲は広がっているようで…。

10月20日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)で、妊娠を望む女性がSNS上で〝精子提供〟を呼びかける実態について特集された。これは、医療機関を介さず、個人間で行われる取引で、妊娠したい女性と提供者である男性とがSNSでやりとりすること。「#精子ください」「#精子提供」というハッシュタグをつけた投稿で募集をかけ、〝高学歴〟〝身長180センチ以上〟など、求める高スペックな精子を選別したりするという。

「モラル的にひっかかる人が多いとはいえ、取り締まる法律は存在しません。〝パートナーが無精子だった〟〝同性婚で出産したい〟など、それぞれしかたのない事情で、あくまでも自己責任の上で精子提供に手を出している人が多いようです」(ネットメディア編集)

「Amazonで棺桶が買える」

一方、10月上旬、「Amazonで棺桶が買える」とのツイートがバスった。件の商品はワンタッチ式で組み立てられる棺で、お値段1万9000円(別途配送料)。レビューには、葬儀屋を通すと金額的に厳しかったという注文者から、《組み立ても本当に簡単で、義理の母と二人で5分もかからないで組み立てられました》《なによりもその棺の木目の美しさが、アマゾンで棺を買うなんてと思ってた人たち皆を驚かせました》と称賛の声とともに、《本当にこの棺がなければ途方に暮れるだけでした。本当に感謝しています》とコメントが残されている。

華美な葬式でなく、家族らにこぢんまりと送り出されたい直葬派にとって、朗報となったのではないだろうか。

精子も棺桶も…ゆりかごから墓場までネットで賄える時代。自ら望む選択肢を実現できるという点においては、魅力的かもしれない。

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