小川彩佳『NEWS23』4カ月ぶり復帰も厳しい声?「安っぽい揚げ足取り」

小川彩佳

画/彩賀ゆう (C)まいじつ

今年7月から産休に入っていたフリーアナウンサー・小川彩佳が、約4カ月ぶりに『NEWS23』(TBS系)のメインキャスターに復帰。持ち味である「忖度なしの報道姿勢」を見せつけたが、ネット上からは賛否の声があがっている。

争点となっているのは、菅義偉首相の著書をめぐる問題。菅首相が2012年に出版した『政治家の覚悟』では、「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然」などと民主党政権の公文書管理を批判する文章が記されていた。しかし、最近出版された新書版では、民主党批判を行った箇所が丸ごと削除されているという。

小川の復帰から2日目にあたる、10月20日の『NEWS23』は、この問題について詳しく取り上げることに。番組のアンカーマン・星浩氏は、自民党政権による公文書管理が杜撰だったことが「ブーメランのように返ってきた」と述べ、「公文書問題の削除とかいう姑息なことをやらないで、堂々と自分の持論を、政治家としての覚悟をもって書けばいいと思いますね」とコメント。小川は星氏による解説をうなずきながら噛みしめ、最後に「ブレずにいていただきたいですね」と私見を付け加えていた。

菅首相をチクリと批判するような番組の内容に、ネット上では、

《小川さんの意向じゃないと思いますが、安っぽい揚げ足取りは蓮舫みたいで見苦しいです》
《出版社の判断で削除しただけなのに、いちゃもんつける小川さん…》
《小川某の個人的な意見、疑問などを公共の電波で放送する必要はない。むしろ放送法違反だ》
《このキャスターやTBSもどうしようもないな。報道は事実だけ伝えてくれ。感想や意見なんぞクソくらえだ》
《偉そうに小川は嫌味や悪口を軽挙に言うものではない! 人を批判する前に自分はどうなのか?》

などと反発の声が上がっている。

小川彩佳は報道番組のジャンヌ・ダルク?

「小川は、2011年から7年にわたって『報道ステーション』(テレビ朝日系)のサブキャスターを務め、古舘伊知郎から影響を受けたと言われています。政治的なスタンスがはっきりしており、インターネットテレビ局の報道番組『ABEMA Prime』に出演していた際には、企画段階から『#MeToo運動』の特集に関わったことも。人によって好き嫌いが大きく分かれる人物ではあるでしょうね」(テレビ誌関係者)

小川のスタンスに共感する人からは、大きな期待を寄せられている様子。『NEWS23』への復帰が報じられた際には、

《小川キャスターの復帰ニュース、とてもうれしいです。政権に忖度しない報道姿勢に期待しています》
《小川アナ、復帰したのね。『NEWS23』も政府への切り込みが甘くなってきてたから、ふたたび切れ味鋭く政権の闇を取り上げて欲しい》
《また小川さんを拝見できるのが楽しみです。他のキャスターにはできない厳しい指摘をお願いします》

といった意見も数多く上がっていた。

〝鋭い指摘ほど人を逆上させる〟という見方もあるが、小川には、今後もブレることのないコメントを期待したい。

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