動物虐待?『ドッキリGP』犬を使った企画に再び批判殺到「かわいそう」

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動物を用いたドッキリがたびたび物議を醸している『芸能人が本気で考えた! ドッキリGP』(フジテレビ系)が、またも視聴者からの批判にさらされてしまった。

10月24日、番組は2時間SPを放送。そのオープニングを華々しく飾るドッキリとして、子どもの飼い主に対し、犬がどれだけ「待て」を守れるかという「待てワングランプリ」の様子を流していった。

「同企画は、これまでに何度か行われている恒例のドッキリ。考案者はお笑いコンビ『NON STYLE』で、当初は『サーカス中の犬の前にA5ランクの牛肉を置き、誘惑に負けるかショーを続行するかを検証する』というものでした。その後は派生する形で一部が改められ、芸能人や一般人の飼い犬が、肉を前にどれだけ『待て』るかを競うものになっています」(テレビ誌ライター)

ドッキリ中の犬は肉を前に欲望を隠せず、飼い主から「待て」の指示を出されても困惑気味。1匹目の犬は舌を垂らしながら呼吸を荒くし、途中からはプルプルと身体を揺らし始めた。2匹目は即座に食らいついたものの、3匹目はおとなしくおすわりで我慢。しかしその目はうるうるとしており、結局肉を食べてしまった。

飼い主も犬も得しないコーナー

その後も次々とチャレンジャーが現れたが、成功したのは7組中2組のみ。どの犬もご主人さまの指示と欲望の間で揺れ、我慢を強いられる犬、愛犬に失望する飼い主…と誰も得をしないような光景が繰り広げられていく。

この後味の悪い内容に加え、またも動物を巻き込んだドッキリとあって、視聴者からは批判が集中。ネット上には、

《理由なく我慢させられる犬もかわいそうだし、子どもが失敗した犬に対して持つ感情も良くないし、ほんと大嫌い》
《ワンコがかわいそうすぎる。ほぼ虐待じゃない? 仕掛けるのは人間だけにしようよ》
《さっきから犬も子どももかわいそうで終わってる》
《犬にも自由はあるんだから、待ての我慢できずに肉食べたぐらいで飼い主が泣くのはどうなん、って思う》
《犬がかわいそうだよ。こんなのに出るのは異常な飼い主。睨み付けて犬を怖がらせてるだけ》
《ドッキリGPは好きだけど、犬のこの企画だけは嫌い 3分も待たせる必要ないしかわいそう》
《人間の価値観を押し付けられたかわいそうな犬。 飼い主の言うことなんか無視して、野生の本能を見せてやれ》

などの声が上がっていった。

毎回のように物議を醸しながら、人気企画として継続されているこのドッキリ。製作側に罪悪感などは微塵もないのかもしれない。

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