映画『鬼滅の刃』入場特典で錬金術!? 公式が注意喚起も“転売”相次ぐ…

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10月16日に公開されるやいなや、日本映画界の記録を次々と塗り替え、既に歴史に残る作品にまで上り詰めたアニメ映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』。しかし、このヒットの裏で、ファンたちのバッドマナーも問題になっている。

10月26日に更新された『鬼滅の刃』公式ツイッターによると、同作の観客動員数は公開10日間で798万3442人を記録。興行収入は、107億5423万2550円に到達。日本でトップの興行収入作品は、2001年に公開された『千と千尋の神隠し』の308億円だが、これを超える可能性も浮上している。

そんな劇場版『鬼滅の刃』だが、入場者特典として特別コミックス『煉󠄁獄零巻』を配布していた。大人気キャラ・煉󠄁獄杏寿郎の鬼殺隊での初任務を描いた漫画や、劇場版登場キャラクターの新録〝大正コソコソ噂話〟、劇場版のスタッフキャストインタビューなどを収録した84ページの大ボリュームな特製冊子で、ファンなら誰しもがほしい逸品だ。

『鬼滅の刃』公式が転売を禁止するも…

しかしこの特典は、全国合計450万名に配布とのことで、観客動員数を見る限り、既に品切れになっていることがわかる。そのためか、フリマサイト『メルカリ』などで多数出品される事態に。映画公式サイトでは、《プレゼントは非売品です。転売はご遠慮ください》と注意喚起しており、これは明らかなバッドマナーだ。

「メルカリで転売されている〝値段〟も問題なのです。相場は、1000~1200円程度で、映画の料金(高校生以下、レディースデイなど)とほぼ同じ。つまり、この入場特典を売ってしまえば、無料で鑑賞できることになってしまうのです。これだけヒットしていても、450万人が〝映画料金並み〟の特典を付録でもらっていたとなると、AKBグループの〝握手券商法〟と同じように、ケチがついてしまう恐れがあります」(芸能記者)

なお、ネット上では『煉󠄁獄零巻』につづく、第2弾の入場特典も予想されている。せっかく良い作品なだけに、変なところで悪評が広がらなければよいのだが…。

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