“ポスト鬼滅”は『呪術廻戦』!? 高品質アニメが人気ブーストのカギに

(C)Dmitrijs Bindemanis / Shutterstock 

10月16日に『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が公開され、早くも興行収入が100億円を突破。今もなお社会現象を巻き起こしている『鬼滅の刃』だが、今後はどのような作品がブームを巻き起こすのだろうか。

ここ最近〝ポスト『鬼滅の刃』〟として注目を集めているコミックは、漫画家・芥見下々の作品『呪術廻戦』。こちらも『鬼滅の刃』と同じく『週刊少年ジャンプ』連載の作品で、〝呪い〟を巡るダークファンタジーとなっている。そんな同作は、今年の秋にTBS系の『スーパーアニメイズム』でアニメ化され、さらに注目を集めることに。アニメ放送開始前からシリーズ累計850万部という発行部数を叩き出していたが、アニメ放送後はさらに売れ行きが伸びているという。

「アニメ開始後の『呪術廻戦』の単行本は、一週間で約4万部もの売り上げを記録したといわれ、累計1000万部に到達しました。今年5月段階では累計450万部だったため、半年で約2.3倍も売り上げを伸ばしていることになります。アニメーション制作は『この世界の片隅に』や『進撃の巨人 The Final Season』でお馴染みの『MAPPA』が手掛けており、かなり高クオリティに。『鬼滅の刃』も『Ufotable』が手掛けた高品質なTVアニメが注目を集め、漫画ファンだけでなく、子どもから大人まで幅広い層に広まった印象です。アニメ版がバズって原作人気が加速する現象は、今後のヒット作にも見られるのではないでしょうか」(カルチャー誌ライター)

ポスト『鬼滅の刃』候補は『呪術廻戦』だけではない?

実際にSNSなどでは、

《話題になってる『呪術廻戦』のアニメを見たけど、これかなりハマりそう》
《『呪術廻戦』がじわじわ面白くなってきた》
《これ絶対『鬼滅の刃』の次にくる作品でしょ》
《アニメですっかり沼に浸かって原作全部買っちゃった》

といった声が。アニメの視聴をきっかけに、原作に手を出す新規ファンも多いようだ。

また、同じく『週刊少年ジャンプ』で連載中の作品『チェンソーマン』も、〝ポスト『鬼滅の刃』〟の一つとして挙げられている。藤本タツキによるサスペンス色の強いダークファンタジーで、少年誌の作品とは思えない過激な表現やストーリーが好評。まだアニメ化はされていないが、既に〝ヒット作〟と言っても過言ではない勢いをみせている。

いわゆる〝アニメブースト〟で人気を博す作品は、『鬼滅の刃』以前にもいくつか散見された。しかし、高品質アニメの訴求力がアニメファンだけでなく、動画配信サービスなどによって一般層にも届くようになった昨今、アニメ化による〝テコ入れ〟はさらに重要な戦略となっていくことだろう。

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