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10~20代女子に絶大な人気を誇る、日テレのイチ押しグループ『NiziU』が、10月27日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)に生出演。〝縄跳びダンス〟で一世を風靡している『Make You Happy』を生披露したのだが、パフォーマンスにおける演出がファンの感動を呼んだ。
同性人気の高さでブームが過熱している「NiziU」だが、12月のメジャーデビューを前に早くも波乱含み。23日、メンバー・MIIHI(ミイヒ)の休養が発表され、公式サイトで《最近の活動において体調不良が続いていましたため、医師と相談の結果、十分な休養が必要とのアドバイスを受け、本人の健康を第一に考え、当面治療と休養に専念することにいたしました》と報告されたのだ。
今回の「スッキリ」はグループ初の「Make You Happy」生披露だったが、残念ながら1人欠けた8人でのパフォーマンスに。しかし、ダンス中のフォーメーションには、常に1人分空いたようなスペースが不自然に残されている。どうやら、本来なら休養中の MIIHIがいるポジションが、あえてそのままにされているようだ。
あえてそのままにする『NiziU』の粋な計らい
さらに、メンバーが激しいダンスに息を上げながら歌う中、ところどころで雑音のない歌声も聞こえてくる。実は、こちらも本来はMIIHIが担当しているパートであり、彼女の部分を他のメンバーで埋めず、音源を流すことで対応したことがうかがえる。
この粋な計らいに、ファンは朝から胸を打たれたよう。SNSには、
《誰か代役立てるかと思ったら、そうでもないところがなんか良かった…》
《ミイヒちゃんパートがちゃんと大切にされてるのがいいね~》
《明らかに尊い。ミイヒちゃんパート残してたのも尊い》
《あえて開けてるのがいい! なんか一緒にいる感!》
《ミイヒちゃんのパートとポジション空いてるの泣いちゃった》
など、感動が続々と書き込まれていった。
「不在メンバーのフォーメーションを空けたままにするのは、『代わりが効かない』という暗喩。存在感やグループの絆を示すためによく使われる演出であり、近年では岩橋玄樹が休養中の『King & Prince』が、楽曲『シンデレラガール』などでおこなっていました。しかし、歌割りまで代えることなく、そのパートに音源を流すというのはかなり稀なパターンですね。こういった〝絆〟が強調される演出は若い女子に刺さりますから、ターゲットを見事に捉えていると言っていいでしょう」(アイドルライター)
MIIHIが不在でも、残された8人は「NiziU」をしっかりと支えてくれそうだ。
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