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空手の全日本選手権最終日が12月11日に行われ、女子形で清水希容(23)が4連覇を達成した。清水は世界選手権でも2連覇を果しており、この2年間は無敗。東京五輪から新種目となった空手の金メダル候補として注目されている。
清水は大阪府の出身で、小学3年生から兄の影響を受けて空手を始めた。その才能は高校時代に開花する。
「通常の打撃の試合にも出ていたのですが、年齢を重ね、“形”(かた)が自分に合っていると気付いたようです」(空手関係者)
長年の努力が実を結び、高校3年のときには高校総体で全国優勝を果たした。その後、関西大学へ進学する。
「空手関係者は、東京五輪の追加競技に空手を選んでもらおうと、メディアにも『関西大学にすごいの選手がいる。顔もかわいいから、一度見てくれ』と売り込んでいました」(テレビ局スポーツ部員)
清水の名前も興味深い。“きよう”と読む名前は、“希望の大きな器を”との意味が込められているそうだ。「覚えやすい名前なので、人気も出そう」(同・部員)だと、メディア関係者からの評判も高い。
東京五輪の追加種目(5競技18種目)に食い込んだ空手だが、今回の清水の国内4連覇を受け、テレビ各局も空手に対する見方を変えてきた。
「追加種目の取材は、野球とソフトボールをメインにして、他の競技はあまり重視しない方針でした。しかし、メダルを狙える実力を兼ね、なおかつかわいいアスリートなので、注目が集まる公算が高くなってきています。空手は一回戦から中継することになりそうです」(同・部員)
その前準備として、清水を売り込む案も出ている。女優の綾瀬はるか(31)に似ていることから“空手界の綾瀬はるか”として、顔と名前の一致を狙い、東京五輪までに、清水の出場する大会を中継で放送することも検討されているという。
清水の人気はすでに、徐々に高まってきているようで、大会会場には清水を目当てのカメラを構えるファンも増えているという。
「清水は普段は垂れ目なのですが、演武の競技に入る瞬間に目付きが変わるのです。そのギャップに惹かれるというファンも多いです」(体協詰め記者)
清水は、空手の一般的なイメージから「瓦割り、やるの?」と聞かれるのが嫌いだという。空手にもさまざまな種目がある。清水が人気になって有名になれば、瓦割りをするかどうかも聞かれなくなる未来が待っているに違いない。
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