『半沢直樹』の功績が台無し…『危険なビーナス』詐欺映像に視聴者怒り

妻夫木聡 

(C)まいじつ 

現在放送中の日曜劇場『危険なビーナス』(TBS系)で使用されている〝予告詐欺〟が物議を醸している。

ドラマの原作は、多くのベストセラー作品を生み出している東野圭吾氏の同名小説。主人公・手島伯朗(妻夫木聡)の弟・矢神明人(染谷将太)の失踪事件をきっかけに、伯朗は明人の妻を名乗る謎の美女・楓(吉高由里子)と共に、遺産をめぐる名家の争いに巻き込まれていく…というミステリードラマだ。

「視聴者の間で話題になっているのが、衝撃的な次回予告が〝実はウソ〟だったという〝予告詐欺〟。主人公・伯朗は、要所要所で〝妄想〟をするのですが、妄想の中では、人に刺されて血を流したり、失踪中の明人を発見したりしています。しかしあくまで〝妄想〟であるため、本編の進展とは無関係。そして、この妄想シーンが、次回予告映像の中で使われることが多く、驚きの展開を期待した視聴者が、本編を観てガッカリするケースが多発しているのです」(芸能記者)

武井咲の『黒革の手帖』もやらかした過去

すでに『危険なビーナス』〝予告詐欺〟の悪名は広まっており、ネット上では

《危険なビーナス面白いのに、予告詐欺は流石にたちが悪い》
《危険なビーナスでいらないのは、伯郎の妄想… あれが予告に入ってるのは詐欺》
《予告に伯朗の妄想入れるの本当予告詐欺に近い》
《妄想を次回予告に使う詐欺は反則だと思う》
《予告に妄想シーンが混ざり込んでいるっていう酷いことされたのでもう予告信じません…》

といった声があがっている。

「予告詐欺は、17年放送の武井咲主演ドラマ『黒革の手帖』(テレビ朝日系)でも行われ、ボロクソに批判を受けていました。第3話予告映像で、主人公・原口元子(武井)が刺されるシーンがあったのですが、本編では元子が見た夢の一幕で、まさに〝夢オチ〟だったのです。視聴者を引き付けたい意図はわかりますが、『危険なビーナス』のように何度もやっては、逆効果になるだけでしょう」(同・記者)

爆発的な視聴率を取ったTBS系『半沢直樹』の後枠ドラマが〝予告詐欺〟に頼るとは、なんとも悲しい話だ。

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