新作グッズを続々発売…『100日後に死ぬワニ』赤字垂れ流しの悲惨な現状

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『鬼滅の刃』に取って代わられたが、今年上半期までは〝2020年を代表する漫画〟かの勢いで大ブームを起こしていた『100日後に死ぬワニ』。もはやすっかり話題にならなくなった同作が、なかなかに悲惨な現状を浮き彫りとさせている。

同作は、きくちゆうき氏がツイッターではじめたWEB4コママンガで、昨年12月12日に「1日目」がスタート。その後、SNS上で瞬く間に人気が沸騰し、最終回が近付くにつれ、いいねやリツイートを十万単位で記録する一大ムーブメントと化した。

しかし、現在の作品公式ツイッターを見ると、いいねの中央値は数百ほど。新グッズの販売が告知されても数字は変わらず、一部では「まだやってるのか」「どーすんのこれ」と辛辣な声も寄せられるほど。1年経たずして、完全に〝過去のもの〟となりつつある。そのグッズも、売れ行きの方はかなり苦戦しているようで…。

「現在、ネット上では、大幅値引きシールが貼られたり、ワゴンセールで売られたりするワニグッズの画像が、ネタとして話題となっています。ワニグッズUFOキャッチャーの動画も話題なのですが、アームの掴む力が異常に強く、『景品をさばきたいためにわざと強めに設定しているのでは?』との疑惑も浮上。とにかく、売れ行きがかなり芳しくなく、傍から見ても在庫処分は不可避な情勢となっています。おそらく、契約のせいで、売れ行きに関係なくグッズを続々発売しなければならないのでしょうが、担当者は逃げたいほど大赤字なのでは」(WEBメディア編集)

年末のヒット回顧にすら出てこなかった『100ワニ』の悲惨さ

絶頂期には芸能人やインフルエンサーにファンを公言する人物が急増し、100日目に向けて熱は高まる一方だった同作。今ではすっかり落ちぶれてしまったが、一体なぜここまで急速にしぼんでしまったのだろう。

「迎えた最終回、作品の終了とワニの死には大反響が寄せられましたが、ほぼ同時に、グッズ化・書籍化、『いきものがかり』による書き下ろし曲と映画化といったメディアミックス展開が発表されました。そして、これが一気にファンをシラケさせたのです。急な展開は『水面下では商業化が進んでいた』『広告代理店D社が絡んでいる』『ステマ案件だったのでは』といった疑問の他、〝死〟がテーマの作品とあって、『供養もしないうちに金儲けに走っている』との批判を集めて大炎上。また、直後に拡大し始めた新型コロナウイルスでメディア展開が一旦ストップし、話題もかき消されたことで、中途半端な印象となってしまいました」(エンタメ誌ライター)

やり方さえ上手くすれば、今頃は「鬼滅の刃」と並び、今年の2大ヒット作として比較されていたはずの「100ワニ」。今では年末の流行語やトレンド大賞、ヒット番付等に一切名前が出ず、完全に「あのブームは何だったのか」という雰囲気だ。

2020年の二大エンタメコンテンツとして、「鬼滅の刃」と夢のコラボでもしてほしいところだ。

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