初詣に行く前に3分でマスターする寺社参拝マナー

はなのこ / PIXTA(ピクスタ)

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正月になってから、その年に初めて社寺に参詣することを『初詣』という。だが、初詣にかかわらず、参拝する際には少なからずマナーがある。

まず、寺と神社の違いだが、神社は神道の神を祭り、祭祀や参拝のための施設や建物のことで、寺は仏像を安置し、仏教の行事を行う建物を指す。

そして、神社への参拝方法だ。神社には鳥居がある。鳥居より内側は神様の領域となるので、鳥居をくぐる前には軽くお辞儀をしよう。鳥居を抜け、参道を歩く際には、中央を通らないようにする。参道の中央は“神様の通り道”なので、歩かないことが礼儀とされているからだ。

参拝の前に手水舎で身を清めよう。柄杓で水をすくい、左手、右手の順で洗う。右手に柄杓を持ち替え、左手に水をため、口をすすぐ。その際には、決して柄杓に直接口を付けてはいけない。

そして、いよいよ参拝となるのだが、まず拝殿に着いたら姿勢を正す。そして賽銭箱に賽銭を入れる。参拝の仕方は、ほとんどの神社が“二礼・二拍手・一拝(一礼)”となっている。まず鈴を鳴らし、2回、深くお辞儀をする。胸の前で2回手を打ちし、心を込めて祈る。最後にもう一度深くお辞儀をして終了だ。

神社を去る際も、鳥居でお辞儀をすることを忘れないように心掛けよう。

一方で、寺での参拝だが、神社同様、山門をくぐる前に一礼し、手水舎がある場合は、神社と同じ順番で清める。また常香炉がある場合はその煙を浴びて体を清める。

参拝方法は、まず賽銭箱に賽銭を入れて、鈴がある場合には3回鳴らす。そして静かに手を合わせて祈願し、「南無阿弥陀仏」などの本尊の名前を唱える。そして最後に一礼して終わる。また帰る際は鳥居と同じく、山門でお辞儀をしてから去ろう。

初詣にあたる参拝期間は決まってはいないが、正月の三が日か、元旦から7日の松の内までが一般的だ。遅くとも旧正月(2017年は1月28日)までには終えよう。

これで曖昧だった参拝の方法も、来年からはしっかりと決められるはずだ。

 

おさらい

【神社編】

  1. 軽く一礼して鳥居をくぐる
  2. 参道は中央を避けて歩く
  3. 手水舎では左手、右手、口の順で
  4. 賽銭を入れて鈴を鳴らす
  5. 二礼・二拍手・一拝をする
  6. 帰るときは鳥居で一礼する

【寺編】

  1. 軽く一礼して山門をくぐる
  2. 手水舎では左手、右手、口の順で(神社と同じ)
  3. 常香炉があれば煙を浴びて身を清める
  4. 賽銭箱に賽銭を入れる
  5. 鈴がある場合は3回鳴らす
  6. 静かに手を合わせて祈願し、「南無阿弥陀仏」など本尊の名前を唱える
  7. 最後に一礼する
  8. 帰るときは山門で一礼する

 

【画像】

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