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まさに寝耳に水! 驚くべきことに、中国が申請した『南京大虐殺』に関する資料が、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界記憶遺産に登録されてしまった。
この暴挙ともいえるべき登録の背景には、ハッキリした“出来レース”があった。
9月、北京での抗日戦争勝利記念行事に意外な人物が参加していた。ユネスコ事務局長のイリナ・ボコバ女史(63)だ。笑顔で軍事パレードを観閲する姿は衝撃的でもある。大量の兵器と兵員が並ぶ行進が、どう世界の文化・教育向上に繋がるのか…ユネスコの精神や役割とも明らかに相反する。
ユネスコ事務局長と軍事パレードの組み合わせは異様だ。ボコバ女史は中共政権と近しい関係にあるとされるが、ここまでの行動を見ると、操り人形と呼んだほうがしっくりくる。
外務省首脳によれば、登録決定の場合には拠出金の凍結もあり得ると警告したという。従来までにはなかった強い外交姿勢だ。それでも出来レースの諮問委員会がブレることはなかった。
ボコバ女史は共産圏で育った人物で、習近平国家主席夫人とも親しく会談するなど自他ともに認める中国シンパだった。日本側は彼女が自分達と同じ価値観を持つと思って働きかけていたがそれは間違いだったのだ。