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「彼らは漫才だけではなく、CMでも笑いをとる。所属する吉本興業の中でローカルCMにかけてはナンバーワンの指名率。これまでも企業CMは9本、現在も7本で“吉本のCM王”とまで呼ばれているんです」（吉本興業関係者）

これほどの評価を受けているのが漫才コンビの博多華丸・大吉だ。

今年上半期の芸能人のCM出演ランキングの男性部門トップは10本で、嵐の櫻井翔と相葉雅紀、さらにテニス解説者の松岡修造の3人。女性部門は13本で女優の上戸彩だったが、ローカルのCM王は、意外にも博多華丸・大吉が獲得した。

昨年、フジテレビの『THE MANZAI』で優勝した2人。今年の2月に開かれた、ビートたけしが審査委員長を務める『第24回東京スポーツ新聞映画祭』の“ビートたけしのエンターテインメント賞”で2度目の日本芸能大賞を受賞した際には、たけしに絶賛されるほど漫才の実力の評価は高い。

以前、R-1 で 華丸が優勝した際のことで、泣けるコンビ愛の秘話がある。

華丸が何年か前の『R-1ぐらんぷり』で優勝した時の事だ。実は、ネタを書いたり、児玉清さんのやってみたら、と助言していたのが大吉だった。その甲斐もあって、華丸は見事に優勝。賞金500万円を手にした華丸は、大吉の力もあったということで、半分の250万円を大吉にプレゼントしようとした。だが、大吉は「これはもらえない、華丸さんの演者の能力で優勝できたんだから」と言って断ったらしい。