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かつて『週刊少年ジャンプ』に連載されていた大人気漫画『NARUTO -ナルト-』。その続編にあたる『BORUTO -ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』が現在『Vジャンプ』で連載されているのだが、同作に異例の事態が起こっているようだ。
漫画家・岸本斉史が生み出した『NARUTO』。一方で『BORUTO』は原作・監修を岸本、脚本を小太刀右京、漫画を池本幹雄が手掛けている。しかし、11月16日に更新された同作の公式ツイッターによると、今後は岸本の原案をもとに連載を進行。つまり制作体制が変わり、脚本の小太刀が抜けることになるという。ちなみに、理由については《当初からの予定に則り、制作体制が変更となります》と発表されている。
漫画『BORUTO』について
Vジャンプ12月号(11/21発売)掲載の『BORUTO』52話をもって、当初からの予定に則り、制作体制が変更となります。
ここまで脚本を務められた小太刀先生、本当にお疲れさまでした。
今後、岸本斉史先生の原案をもとに連載して参ります。— NARUTO・BORUTO【原作公式】 (@NARUTO_kousiki) November 16, 2020
突然の事態に漫画ファンからは、
《本当に当初からの予定に則ったのか?》
《当たるはずの『サムライ8』がコケたから予定変更ってところか。やらかしの一年だったな》
《本当に当初からだったとしても、なんでここまで他人に投げてたんや》
《言うほど岸本がいいか?》
《普通に面白かったのにボルト。帰ってくんなよ作者》
《いまボルト読んでるヤツなんていないだろ》
《いきなり訳わからん長台詞が多くなりそう》
《今のボルトは『ドラゴンボール GT』みたいなもの。俺たちの『NARUTO』は映画の『BORUTO』で終わったんや》
など、さまざまな反響があがっていた。
小太刀右京がクビの可能性も?
「これまで脚本を手掛けていた小太刀は、アニメ『Fate / Apocrypha』や『ケイオスドラゴン 赤竜戦役』といった数多くの作品で脚本を務めてきました。しかし、評判はどれもイマイチで、《クソアニメ請負人》と批判されることも。そのため、今回の事態においても悲しみの声が上がることは、ほとんどありませんでした」(カルチャー誌ライター)
一方で岸本も『NARUTO』の次に、漫画『サムライ8 八丸伝』の原作を担当してたが、期待とは裏腹に、1年程度で打ち切りになっているのだ。
「『サムライ8』について岸本は、『「NARUTO」のノウハウを全部ぶち込んでいるので順当にいけば「NARUTO」を超える作品になるはず!』と語っていたのですが、順当にはいかなかったようですね。『サムライ8』は、漫画ファンの間で〝伝説の迷作〟になっていますし、岸本の原作でも面白くなるか、疑問視する声があがるのも当然かもしれません」(同ライター)
岸本原案の『BORUTO』は、今以上の人気を獲得できるのだろうか。『サムライ8』のような結果にならないことを願うばかりだ。
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