ジャニーズ人気にすがる女子バレー リオ五輪出場は大丈夫か

『FIVBワールドカップバレー2015』は女子が5位と伸び悩み、リオ五輪(2016年)の切符は来年5月の世界最終予選兼アジア予選まで持ち越しとなった。また、目下開催中の男子バレーも苦戦中である。

「バレーボールの競技人口は減っており、代表チームの国際試合はともかく、男女ともに国内リーグは火の車。日本バレーボール協会は打開策を模索中です」(JOCスタッフ)

今回のワールドカップ開催期間中、大阪府枚方市では『Vリーグジュニア選手権』が行われた。

会場は家族応援団や友人らが目立ったが、かなりの盛り上がりを見せたという。こちらは男子中学生の大会で、いわばVリーグの下部組織みたいなもの。この盛り上がり方を女子の小中学生にまで拡大するという動きがあるのだ。

「男子よりも女子中学生のほうが集めやすい」(前出・JOCスタッフ)

理由は簡単だ。今回の女子ワールドカップ中継はジャニーズ事務所が“共同制作”したように、同事務所は日本バレーボール協会と親密な関係を築き上げている。ジャニーズ人気に便乗すれば、バレー以外の女性ファンも注目するからだ。

「これまでV6、嵐、NEWS、Hey! Sey! JUMP…、そして今大会はSexy Zoneがサポーターを務めています。まさにジャニーズ様さまでしょう」(芸能記者)

試合開始前にデビューするグループをお披露目するのはお決まり。それ目当てで集まった追っかけファンをバレーボールの観客に変えてもいるのだ。