アメリカやキリスト教内で未だに論争になる「へそ問題」

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2015年11月にアメリカのピュー・リサーチ・センターが公表した調査結果に次のようなものがある。

《アメリカ国民の約6割が、ようやく“進化論派”になった》

ということは“創造論派”がまだ4割もいるということなのだろうか?

「2004年にアメリカのCBSテレビが行った世論調査では、回答者の55%が創造論を信じていると答えていました。現在ようやく、進化論派が創造論派を逆転したわけですが、それでもまだ10名中で4名は、人間が神によって創造されたという創造説を信じているのです」(宗教ジャーナリスト)

日本人なら、小学生でも胎児は男も女も母親から成長に必要な栄養素を“へそ”から吸収することで成長することを知っている。ところがキリスト教の世界では、その初歩的生物学知識について、いまも論争が続いているのだ。

もしアダムにへそがあったとすると、人類最初の男性であるアダムは、母親の胎内から生まれたことを意味する。アダムにへそがなかった場合、彼は神が直接創造した男性だったことを証明することになる。すでに遺伝学的には『ミトコンドリア・イブ』が、現生人類の最も近い共通女系祖先で、ホモサピエンスのアフリカ単一起源説を支持する有力な証拠の一つとなっている。

このように進化論に準拠すれば、人間にへそがあることは神の創造説を否定する根拠であり、人間は神によって創造されたのではなく、進化してきたということになる。

「有名なミケランジェロによる旧約聖書の創世記。その天地創造を描いた作品のアダムにはへそがあります。ただ、保守派聖職者が多数を占めていたギリシャ正教会公会議は『へそはない』と決定しています。それ以降、ギリシャ正教会では、アダムはへそのない姿で描かれるようになりました。一方、西方教会は『へそは美的だからアダムにはあった』と妙な主張をして、現在も論争は続いています。プロテスタントの国であるアメリカでは、へそ論争は大きなことではないとしています」(同・ジャーナリスト)

へその歴史こそが人類誕生をひも解く鍵となるのだ。

 

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