女優の吉高由里子が久々に主演をしている連続ドラマ『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)は、初回の視聴率が13.8%と、まずまずのスタートを切った。吉高は、2014年に放送された朝の連続テレビ小説『花子とアン』(NHK)以来、2年半ぶりにドラマへの復帰を果たしている。ちなみに、同小説は平均視聴率22.6%という抜群の視聴率を残している。
「NHKのテレビ小説は、20%が合格ラインで、21%で人気作、22%なら大人気作と言われます。実際、花子とアンは吉高の人気、演技、作品と全てが高評価でした。彼女は一風変わったキャラクターで有名ですが、かわいい顔やりりしい顔を使い分ける演技をします。20代ではトップクラスの個性派女優でしょう」(テレビ雑誌編集者)
今回のドラマは、吉高のユニークさを前面に出した作品だ。吉高の演じる倫子は、30歳で彼氏がおらず売れない脚本家。高校時代からの同級生でネイリストの香(榮倉奈々)、居酒屋の看板娘の小雪(大島優子)らと連日“女子会”と称し、居酒屋で酒を飲んでは好き勝手に言っているだけの“男欲しい女子”だ。
「小雪は居酒屋の看板娘で、彼女の店で3人して酔いつぶれるまで飲む。そして『~すれば男できるかな?』、『~したら成功するよ』という完全に妄想の会話を繰り返す。まさに“~だったら”と“~すれば”の“タラレバ娘”なんですよ。3人とも彼氏がいない設定です」(ドラマ関係者)
初回の放送では、かつて倫子が振った制作会社のADの早坂(鈴木亮平)が、いまやプロデューサーに昇進して倫子の前に再び現れる。倫子も考え直し、逆に倫子から告白しようとすると、相手にはすでに好きな人がいたというオチだ。
「それでまた3人で飲んで騒いでいると、見知らぬ金髪男のKEY(坂口健太郎)に『30歳は“女の子”じゃないぞ』、『いつまでもタラレバ娘』と言われて激怒します。その反面、虚しいだけの女子会ということにも気が付き、三十路女の“愚痴会”を意識するようになるのです」(同・関係者)
吉高、榮倉、大島は、実際には全員28歳だが、30歳の雰囲気を出すために年齢をそろえたと、事前の番組宣伝でも紹介されていた。
「この役柄は吉高によくはまっています。吉高は花子とアンのときよりも、太ったように見えます。丸くなった顔で『どうしたらいいの!』と叫ぶさまは、妙にリアルです」(前出の編集者)
一方で、大島は吉高の逆で、かなり痩せたようだ。
「『AKB48』を卒業してから、仕事が振るいません。男性関係も際立った話はなく、彼女は公私とも今回の役柄に合っているように見えます。一方で、榮倉は髪を茶色に染めて、かつてのイメージを払拭しています。それに加えて昨年、私生活で本当に結婚したせいか、あまり“ダメ女”の雰囲気が出ていません」(ドラマライター)
ドラマが進むと三者三様の評価になりそうだ。
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