54歳の筒井真理子がスクリーンで見せた妖艶な女優魂

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妖艶な女優としてスクリーンを彩る筒井真理子が、映画『淵に立つ』(2016年=深田晃司監督)の演技で、毎日映画コンクールの女優主演賞をはじめ多くの女優賞に輝いた。

家族の中に闖入(ちんにゅう)してきた前科者に翻弄されながらも、いつしか好意を抱いてしまうという難しい主婦の役を、深みのある演技で見せたことが評価された。見どころはたくさんあるが、川沿いの木陰で男に身を委ねるところなどは、痛いほど女の性(さが)を感じさせている。後半に入って、大太りした姿で現れてくるのにも注目だ。ミステリアスで決してやさしい作品ではないが、彼女を見ているだけで楽しめる。

筒井真理子といえば、1月28日より新宿武蔵野館で公開される映画『アンチポルノ』(園子温監督)で、50代半ばとは思えない見事なヌード姿を披露しており、こちらも評判になっている。『日活ロマンポルノ』の復活作品第1弾として作られた作品なので、ヌードになっても不思議ではないが、その脱ぎっぷりが中途半端ではないのだ。

筒井は、映画初出演作の『男ともだち』(1994年=山口巧監督)でバストトップを見せていたが、今度はヘアまで披露したフルヌードになっている。それがどんなものかは見てのお楽しみだが、結構長く映っているので満足度が全然違う。それにSMっぽいのシーンも出てくるから見応えがある。

役柄は、新進女流作家の京子(冨手麻紗)が見せるサディスティックな振る舞いに翻弄されるマネジャーだ。極彩色に塗り込まれた部屋で、京子の言うことをてきぱきとこなしていくのだが、ファッショナブルな衣装が似合って実に美しい。

京子との関係はSM的なのだが、途中から立場が逆転し、反対にいじめ抜いていくことになる。そのサディスティックな姿は格好いい。

現実とも虚構とも思える話を、“劇中劇”ならぬ“映画中映画”で描いていく。そのため、戸惑いを感じるかもしれないが、ストーリーはテンポよく進んでいくので、身を任せていけば大丈夫だ。ポルノ表現に対する監督の意気込みや苛立ちのようなものが、画面から伝わってくるはずだ。

筒井も「シナリオを読んで、監督のものすごい本気度を感じたので、これは受けなくてはいけない」と思ったそうだ。役柄や脱ぐことに抵抗はなかったという。

ここまでやって見せた彼女の女優魂に拍手を送りたい。

(芸能ジャーナリスト・若月祐二)

 

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