不評な月9ドラマにあって赤丸急上昇評価をされている椿鬼奴

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西内まりや主演の連続ドラマ『突然ですが、明日結婚します』(フジテレビ系)の初回視聴率が、8.5%だったと発表された。“月9”枠の初回視聴率でワースト記録を更新し、「早くも打ち切りか」と散々な評判になっている。

ドラマの内容は、結婚したくて仕方がない銀行勤務の女性と、結婚はまっぴらだと思っているテレビ局の人気男性アナウンサーとの恋愛を描くというもの。西内の相手を務めるのが、音楽バンド『flumpool』のボーカルで、本作で俳優デビューを飾る山村隆太だ。出演者の話題性と期待が低いことが視聴率に表れているのも確かだが、SNSでの意見は手厳しいものが目立つ。

《いままでの月9ドラマのおいしいところの寄せ集め》、《西内の演技が下手すぎて学芸会レベル》、《打ち切っていままでの月9を再放送した方がまし》などといった調子だ。

「同ドラマは、竹野内豊が『脚本がよくない』と主演を直前に断ったという裏事情があります。しかし、それを差し引いても、『結婚したい!』と叫ぶだけの女性の役どころには疑問符が付きます。西内を主演女優としてドラマで使うテレビ局は、もうないでしょう」(放送作家)

そんなネガティブな評判ばかりが目に付くドラマのなかで、お笑い芸人の椿鬼奴の演技に対する評価が高まっている。

初回では、交際していた彼氏に振られた西内演じる銀行員が「もう(結婚まで)余裕がない」とバーで打ちひしがれるシーンで、鬼奴演じるバーのママが「まあやり直せるうちが花よ」、「借金背負わされたうえにDV受けて、離婚して熟女キャバクラで働かされる女もいる」としみじみ語るシーンがあった。この演技に対して、複数の演出家から賞賛の声が挙がったようだ。

「われわれの制作現場でも『うまいじゃないか』という声が聞こえてきています。あの“人生にやさぐれた感じ”は、突き詰めれば室井滋の演技に匹敵するところまでいける。そんな感じがします」(フジテレビ関係者)

ドラマ全体の評価は低調なままに終わるかもしれないが、椿鬼奴にはきっと、今後もドラマ出演のオファーがあるに違いない。

 

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