価値観と時代の差を感じる一風変わったプラモデル

「元祖クールジャパン」再検証

~ファイル2【暖炉を設えた部屋のプラモデル】~

疲れ気味の脳ミソを癒やしてくれる、ゆる~い感じの“懐かしグッズ”。そんなクールな、これぞ“元祖クールジャパン”ともいうべきものを再検証する連載がスタートしました。

前回のタヌキの貯金箱に引き続き、第2回は『暖炉を設えた部屋のプラモデル』。まだまだ冷える日が続きますからね~。今回は見ているだけであったか気分になれる、そんな“クール”ならぬ“ホット”な世にも珍しいモノをご鑑賞いただきましょう。

昭和58年、河合商会から250円で発売された、その名も『憩い』です。ほのぼのとした雰囲気の部屋を立体的に再現し、額の中に入れて絵のように鑑賞しようという、何とも斬新なプラモです。

モノの名前でなく『憩い』という、“心の状態”を指す言葉がタイトルとなった日本で唯一のプラモデルではないでしょうか。

それにしても憩いという言葉は、今日的な“癒やし”や“リラックス”などとは、ちょっとニュアンスが違う気がします。仕事は忙しくてつらいけど、たまの休暇に観光地を旅しているような楽しさが感じられる、いかにも昭和らしい言葉ではないでしょうか。未来は明るい希望で光り輝いていた高度経済成長期にこそ似合うおおらかさがありますよね。

さて、実際の製作ですが、暖炉の炎は透明パーツに置き換え、100円ショップで売っているローソク型のLEDライトを背面から付けています。このライトは、光がゆらゆらと揺らめくようになっており、これでよりいっそう、立体絵画というこの模型のコンセプトが際立ったと思います。

実際に光らせてみました

 

使用したローソク型のライト

 

装着後に背面から見るとこんな感じ

 

それにしても、実に立派な部屋ですこと。現代で、この模型にタイトルをつけるとしたら『憩い』ではなく『夢のまた夢』でしょうね~。

(写真・文/おおこしたかのぶ 模型製作/タンゲ・アキラ)

 

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