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TBS系の「日曜劇場」枠で放送中の妻夫木聡主演ドラマ『危険なビーナス』。第8話まで放送され、いよいよ物語は佳境を迎えているが、あまりのストーリー展開のなさに、視聴者から呆れ声が広がっている。
原作は、多くのベストセラー作品を生み出している東野圭吾氏の同名小説。主人公・手島伯朗(妻夫木)の弟・矢神明人(染谷将太)の失踪事件をきっかけに、伯朗は明人の妻を名乗る謎の美女・楓(吉高由里子)と共に、故人・矢神康之介の遺産をめぐる争いに巻き込まれていく。
「ドラマは第1話より、〝楓は本当に明人の妻なのか〟という疑いがもたれ続けています。そして第8話まで、楓のことを信じよう!⇒やっぱり怪しい!⇒いや、信じてみよう⇒やっぱり怪しい⇒いや、信じようという展開の繰り返し。同じ場所をぐるぐるしているだけで、明人の失踪事件について特に進展もナシ。ギュッとすれば、まだ2話分にも満たないような内容の薄さです」(テレビ誌記者)
進展なさすぎて「2クールドラマなの?」
さらに同作では、伯朗の〝妄想〟を次回予告にもってくる〝予告詐欺〟を連発しており、ようやく展開が進むかと思ったら、ただの妄想だった…というパターンも多い。これにはさすがに視聴者も呆れてきており、
《頑張って観てるが… もう原作読んだ方が早い気がしてきた》
《危険なビーナスは伏線の確認のために1話から録画残してるんだけど、あまりにも進まないから、後から観たいという気が起きてこない》
《話進まなさすぎてイライラする》
《2クールドラマなの? ってくらい何にも話が進んでない》
《一歩も進まないドラマ》
といった指摘が相次いでいる。
「しかし一方で、世帯平均視聴率は10~11%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をずっとキープ。離脱者がかなり少ないことがわかります。やはりミステリードラマとあって真相が気になる人も多く、盛り上がってはいませんが一応最後まで見ようと思われているようですね」(同・記者)
妻夫木が16年ぶりにTBSの連ドラ主演を務めた同作だが、可もなく不可もなくといった感じで終わりそうだ。