日本は“鬼滅”一色だけど…世界的ブームはドラマ『クイーンズ・ギャンビット』

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動画配信サービス『Netflix』が手掛けたオリジナルドラマ『クイーンズ・ギャンビット』が、いま世界中で注目を集めている。世界各国の「Netflix」総合ランキングにて、軒並み10位以内にランクインしているが、唯一〝日本だけ〟ランク外という事態が起こっていた。

同作は冷戦期を舞台に、チェスの天才少女の成長と葛藤を描いた社会派ヒューマンドラマ。1950年代の児童養護施設で、人並外れたチェスの才能を開花させた少女は、〝ある依存症〟に苦しみながら、想像もしていなかった華やかなスターへの道を歩いていくのだった…。

アメリカやイギリスをはじめ、イタリアやフランスといった国のランキングで1位を獲得した同作。他にも台湾、シンガポール、ベトナムなどのアジア圏でも1位にランクインしており、韓国でも5位に入るほどの人気を博している。そして、同シリーズは最も多く視聴された限定ドラマシリーズとなり、全世界で6200万世帯が視聴。25年以上も前に発売された原作本がベストセラーリスト入りを果たし、チェスセットの売り上げが急増しているようだ。

しかし、日本のランキングでは、同作はランク外。1位のアニメ『鬼滅の刃』に始まり、アニメ作品や韓国ドラマでランキングが埋め尽くされている。

『クイーンズ・ギャンビット』が流行ってないのは日本と北朝鮮だけ?

この日本だけが置いてけぼりの状態に、ネット上では、

《日本だけアニメと韓流ドラマ…》
《チェスより囲碁将棋の国やから》
《チェスが根付いてないやん》
《日本だけ世界と違う。グローバルスタンダードとズレている》

などの声があがっていた。

「日本はドラマや映画の流行なども、世界とは違う道をたどり続けています。今年10月から放送されている爆死ドラマ『24 JAPAN』(テレビ朝日系)が良い例でしょう。2001年にアメリカで放送がスタートしたドラマ『24 -TWENTY FOUR-』を今更リメイクするというのは、さすがにナンセンスと言わざるを得ません。また『Netflix』のランキングにアニメ作品が異様に多いところも、世界と比べて特殊。HBOが手掛けたドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』が世界的に流行する中、日本ではまったく話題にならず、〝流行ってないのは日本と北朝鮮だけ〟というジョークも生まれるほどです。現在ドラマ作品は『ブレイキング・バッド』や『ベター・ソール・コール』、『マインドハンター』、『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』、『ストレンジャー・シングス』などなど、質の高い作品が非常に多いのですが、日本国内に知っている人がどれほどいるかは不明です。話数が長いという理由があるかもしれないですが、『クイーンズ・ギャンビット』はリミテッドシリーズですし、サクッと見られる作品といえます。おそらく〝まわりで観ている人が増えたら観る〟という、自分で何も考えない人があまりにも多いのでしょうね。あとは、秀逸な作品ぞろいなのに活かしきれない『Netflix JAPAN』にも問題があるかもしれません」(海外ドラマ&映画ファン)

『クイーンズ・ギャンビット』が日本で知られるタイミングは、日本版にリメイクされたときかもしれない…。

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