太川陽介と蛭子能収の去った「路線バスの旅」評判と課題

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テレビ東京系で放送されている人気シリーズ番組『ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z』が3月25日に放映された。

前シリーズでは太川陽介と蛭子能収のコンビが好評で、人気が定着して第25弾まで続いた。今回からは、新しい出演者コンビで、俳優の田中要次と、芥川賞作家の羽田圭介が登場。毎回変わるゲスト出演者のマドンナには、IMALUを迎えて、静岡県にある下田港から、愛知県の師崎港まで、ローカル路線バスのみを使用して3泊4日で移動し、見事にゴールしてみせた。

太川陽介と蛭子能収のコンビがこのシリーズ番組の名物だったが、長く続いたこともあってか、ふたりの掛け合いも少々マンネリ気味となっていた感は否めなかった。さらに、ふたりには不仲説まで飛び出していたが、これについては噂の域を出ない…。それはさておき、同番組は人気に火が付いたのは、2008年に放送された第2弾の日本橋から京都へ向かう放送回で、シリーズの最高視聴率15.3%を記録している。その後も10%台を連発する人気を誇っていたが、第20弾を越えたころにはひと桁台に低迷。テコ入れが検討されていた。

そんな中、昨年11月に放送された特別編で、初めて田中と羽田のコンビが登場し、熱海~金沢間のバス旅を成功させた。インターネット上では《蛭子さんがいないバス旅なんか面白くない》などとキャスティングに関する不満の声も聞こえたが、肝心の視聴率は8.4%と大きく落ち込むこともなく、番組スタッフもこのコンビで新シリーズへ移行する決心をしたようだ。

 

地方の視聴者からは悲鳴が

バス旅は2007年からスタートし、すでに10年も続いている長寿シリーズ番組だけに毎回、放送を楽しみにしているコアなファンも多い。ファンたちは、どのルートを通ると成功するか、また失敗したときの原因を徹底検証するなど、番組外でも盛り上がっている。しかし、そんな彼らが新コンビのキャスティング以上に不満を持っていることがあるという。

「このバス旅のシリーズを放送している『土曜スペシャル』の時間枠は、ローカルネットの特別番組枠なので、系列局でも同時フル放送ができないんですよ。今回の放送も、テレビ大阪やテレビせとうちでは、同じ時間帯に『いい旅夢気分SP』を放送していました。しかも、そのいい旅夢気分には太川と蛭子が出演していたというのだから、昔からのバス旅ファンは心中穏やかではないでしょう。ネット上では《旧コンビの温泉番組でお茶を濁せというのか》と失望の声が出ていました」(テレビ雑誌編集者)

また、九州放送では1週間遅れの放送となっており、SNSで番組情報が一瞬にして流れてしまう昨今に、「どうやって放映まで情報を封印すればいいんだ」との声も。あるファンは、放送日に隣県にドライブがてら旅行に行き、夜はホテルで番組視聴したという。

何とも健気な番組愛だが、放送局は自己都合の編成に甘んじること無く、こういった熱烈なファンに支えられている番組があるということを、忘れてはいけないのではないだろうか。

 

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