ビートたけしが語る渡哲也・渡瀬恒彦兄弟の粋なエピソード

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多臓器不全のため3月14日に亡くなった、俳優の渡瀬恒彦さんの遺作ドラマ『そして、誰もいなくなった』(テレビ朝日系)が3月25日と26日の2夜にわたって放送され、高視聴率を記録した。さらにテレビ朝日は渡瀬さんが主演を務めていた人気ドラマシリーズ『警視庁捜査1課9係』を、主人公不在の設定で放送するという。

「新シリーズは4月12日から放送が始まるのですが、主演の渡瀬さんが急死したことで、テレビ朝日は主人公不在という設定にしました。これは異例です。それだけ渡瀬さんが番組に貢献した偉大な俳優だったということです」(ドラマスタッフ)

渡瀬さんの死について、実兄で俳優の渡哲也と親交があるビートたけしは「兄の渡さんより先に死んじゃいかんよな」と死を悼んで、次のようなコメントをしている。

「渡さんが大腸がんになったときに、渡さんが『人工肛門になるんだったら、おれは手術しないで死ぬ』と言ったら、それを渡瀬さんが『手術しろ。恥ずかしくない。生きるべきだ!』って説得したんだ。その渡瀬さんが先に死んじゃうなんてね。ヤクザとけんかするほど暴れん坊だったのにな」

また、たけしは兄の渡さんとの出会いのエピソードについてもこう語っている。

「もうだいぶ前のことで、ラグビーの松尾雄治と銀座のクラブに飲みに行った。松尾は明治大学の後輩にあたるから、おれのことを『先輩、先輩』って呼ぶんだ。それで松尾の誕生日に『先輩、一杯おごってよ』と言われたわけ。クラブに入ったら、奥の方に渡さんがいたんで、おれが挨拶したのね。『どうも、たけしです』『あれ、たけしさん、今日は何?』『いやちょっと松尾の誕生日で、おごらなきゃならないんですよ』『大変ですね』てな感じでお互いに挨拶して、あとはそれぞれ飲んでいたんだけど、そのうち渡さんが先に帰ることになった。『たけしさん、お先に』『どうも』って会釈して、また俺たちはワーワー言って飲み始めたの。それで散々飲んでいたら、突然、俺たちの席に花束が届いたんだ。見たらカードが付いていて、《松尾雄治さま 誕生日おめでとうございます 渡哲也より》と書いてある。びっくりしちゃってさ」

粋な計らいを見せた渡哲也に驚いたたけしだったが、このあとにもっと驚くことがあったという。

「もっとびっくりしたのはお勘定のとき。おれたちも帰ろうということで『お勘定をお願いします』って店の人に言ったら、もう終わっているの。『渡さまがお済ませになっています。お誕生日ですから』と。ああすげえなあと思って、おれがおごるはずが、渡さんに全部おごられちゃった。おごってくれたからすごい人だと言うんじゃないよ。誕生日を祝ってくれる気の使い方がすごいんだよ。それと、ちゃんと挨拶してること。芸能界にいると、お互い顔を知っているのに挨拶したことがないという人が結構、多い。おれはあまり挨拶するのが好きじゃなかったんだけど、渡さんに会ってからやっぱり、挨拶はしておくものだと思うようになった」

数々の武勇伝を残しながら、兄の渡より先に他界してしまった渡瀬さんに改めてお悔やみ申し上げます。

 

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