『とくダネ』“マスク警察”で炎上!「現代の魔女狩り」「ブーメランすぎる」

小倉智昭 

(C)まいじつ 

12月7日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)では、感染拡大が再び加速している新型コロナウイルスについて特集。その中で番組が行った〝マスク〟に関する調査が、物議を醸しているようだ。

西村康稔経済再生担当相は11月25日の記者会見で、今後3週間で感染の増加を抑えられなければ、緊急事態宣言が視野に入ってくると発言。12月中の過ごし方が新型コロナの感染拡大を食い止めるために重要なポイントとなっているようで、政府は「勝負の3週間」や「我慢の3週間」などと国民に自粛を呼び掛けている。

そんな緊迫した状況下、番組は〝世間の感染症対策〟に迫ることに。オープニングでは、「勝負の3週間、政府がそう呼び掛けて二度目の週末。しかし…」というメインキャスター・小倉智昭のナレーションと共に、繁華街の様子が取り上げられた。

さらに、レポーターが通勤時間帯の渋谷スクランブル交差点を訪れ、「かなりの人が行きかっています」「あちらご覧ください。渋谷のセンター街の方にもかなり多くの人が流れていってます」とコメント。注意をするわけでもなく、マスクを顔からズラしている人やマスクを着用していない人の映像をピックアップし、「マスクをしていない人が見受けられます」と発言する。

そして、喫煙所でマスクを外している人の姿を映し出すと、「マスクを外して、煙草を吸いながら談笑する人…」などと紹介。その後、渋谷の街頭の映像を流し、30秒間ですれ違った人の中で「マスクをキチンと着用していない人」をカウントするのだった。

視聴者ウンザリ?『とくダネ』のマスク警察に嫌悪

「とくダネ」の取材に対して、視聴者からは、

《とくダネくそうぜぇ…。渋谷や新宿で犯人探しのごとく、マスクを着用してない人探すとか… 現代の魔女狩りかな?》
《オープニングのVTRふざけてるのか? 外でマスク警察? インタビューしにいくな》
《マスクしてない人探して、何人いたから何?「マスクしましょう」と訴えるわけでもないし、何がしたいのか》
《マスコミがマスク警察してどうすんの? アホか?》
《屋外でマスクしてない人とか、ズラしてる人の数を調べる前にさぁ、やるべきことあるでしょ。まず、スタジオ内のタレントにマスク着けさせろよ》
《屋外でマスクしてない人がいるとか言った後に、屋内のスタジオでノーマスクの光景が映るのブーメランすぎるな》

といった苦言が寄せられている。

「『とくダネ!』は11月27日ごろから、こういった〝マスク警察〟企画をよく放送しています。企画は大体同じような流れで、マスクを着けていない人の存在を過剰に強調するものが多いようですね。視聴者からの評判はすこぶる悪く、《マスクしていない一般人を盗撮して晒し上げ。個人がやってる『マスク警察』よりも悪質》と反感を買っています」(芸能ライター)

マスクをしていない人を、遠回しな嫌味によって批判し続けている『とくダネ!』。まず取り締まるべきはスタジオ内の出演者かもしれないが…。

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