トランプ米大統領「金正恩と会見してもいい」発言の真意

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5月1日、トランプ米大統領がインタビューのなかで、北朝鮮の金正恩労働党委員長との会見をしても構わないと表明した。ただし、“状況が適切ならば”という条件付きだ。

どのような付帯条件かは不明だが、国際社会が北朝鮮に要求しているのは、核実験の停止と弾道ミサイル発射の中止だろう。恐らくこれを受け入れてからの話ということではないだろうか。

あるいは核とミサイルの廃棄は「敗北でも後退でもなく、国民を豊かにする戦略的選択だ」と国際社会に向かって言わせるかもしれない。そうであれば正恩委員長の顔を潰さずに済む。

「トランプ大統領には“ストロングマン”が好きなのではないかという疑惑が出ています。例えば、麻薬密売人への有無を言わせぬ射殺が人権侵害だと批判を浴びている、フィリピンのドゥテルテ大統領を擁護しています。また、エジプトのクーデター首謀者のエルシーシ大統領をホワイトハウスに招待したり、トルコのエルドアン大統領に祝賀の電話、プーチン大統領には親しみを表現し、中国の習近平国家主席を『ベリーグッドな男』と持ち上げていることからです。これらの人物は全て、外国メディアからは“独裁者”と酷評されています」(国際ジャーナリスト)

 

本当の「独裁者」金正恩

しかし、これら“超強面権力者”も、正恩委員長にはかなわない。

「過去のキャリアから見れば、この面々と正恩では雲泥の差があります。しかし、何と言っても北朝鮮は選挙のない“奴隷制”の国だということです。つまり金正恩とそれ以外、百歩譲っても金ファミリーとそれ以外の国でしかない。プーチン、ドゥテルテ、エルシーシ、エルドアンは、その地位を維持するためには選挙の洗礼を受けなければなりませんし、アメリカ大統領の最長任期は8年間です。安倍一強、自民党一党独裁などと、リベラル派は日本を独裁国家呼ばわりしていますが、安倍総理だって選挙で落選すれば、翌日から“ただの人”です。そういう意味で正恩は世界最強の男でしょう」(北朝鮮ウオッチャー)

トランプ大統領は正恩委員長のことをどのように見ているのだろうか。

 

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