「日帝残滓一掃」に狂奔する韓国社会の欺瞞

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韓国では“日帝残滓”(にっていざんし)の一掃が合言葉のように語られている。これは日帝時代に作られた建築物や風習はすべて“破壊”や“精算”すべきとの考え方だ。

朝鮮総督府庁舎は、1948年8月の大韓民国政府の樹立に伴い、その庁舎は韓国政府庁舎として利用され『中央庁』と呼称を変えた。大韓民国の成立宣言もここで行われている。その後、韓国内でも旧植民地の遺構として撤去を求める意見と、歴史を忘れないために保存すべきという意見に分かれ議論されたが、国立中央博物館として利用されることになった。だが結局、1995年に解体されている。

「ところが同じ日帝残滓の象徴、京城帝国大学(現:ソウル大学)は消し去っていないのです。一掃を言うなら真っ先に韓国の最難関学府であるソウル大学を取り壊してしかるべきでしょう。現在の韓国における教育システムを作ったのは、日本帝国主義なのですから。現在、韓国ではソウル大学など一部の難関大学に合格するか否かで人生が決まるほど、韓国の受験戦争は熾烈です。その元を作ったのは日本です」(朝鮮半島ウオッチャー)

 

旧帝大のなかで6番目に設立された京城帝国大

高等教育についても触れておこう。総督府は、官公私立の旧制専門学校を多数設立し、京城帝国大は1924年に朝鮮唯一の旧制大学として設立されている。同大は日本で6番目の帝国大だった。しかも大阪帝大や名古屋帝大よりも早く設立されている。

これはすなわち、日本政府は大阪や愛知の人間より朝鮮人の教育水準を上げようとしていたことを意味する。なお京城帝大の内地人学生(ここで言う“内地”とは、大日本帝国憲法下の日本の本土を表した呼び方)の比率は6割程度で、朝鮮人学生の比率は4割程度。入学に関して差別をしていなかった。

また併合当初、初等中等教育制度は、日本人と朝鮮人を別々にしていたが、1938年の『朝鮮教育令改正』により共学制が採用された。韓国は、教育差別によって“朝鮮民族の愚民化政策”を進めたと批判するが、これらの歴史背景から的外れであることが分かる。

 

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