香川照之のボクシング解説「ウザい」と視聴者から袋叩き

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フジテレビ系で5月20日と21日に2夜連続で放送された『ボクシングフェス2017 SUPER 2DAYS』に、俳優の香川照之がゲストで出演し、「解説がうざい」と視聴者の不評を買った。

プロボクシングWBA世界ミドル級王座決定12回戦は、同級1位のアッサン・エンダムと、同級2位の村田諒太で争われた。試合は、村田がエンダムからダウンを奪うも、12回判定1―2で敗れ、村田の世界初挑戦での王座戴冠はならなかった。

村田は4回に、カウンターの右ストレートでダウンを奪ったものの、手数が少なかったのが影響したのか、ジャッジ3人の採点は111―116、112―115、117―110だった。

試合は、村田が4回に相手のダウンを奪ったことから、優勢だと見られていた。アメリカ人のジャッジは7ポイント差で村田を支持したが、パナマ人のジャッジが5ポイント差、カナダ人のジャッジが3ポイント差で、ともにエンダムの勝ちと判定した。

格闘技ライターによると、ボクシングのジャッジは試合中のパンチ数を重視する“手数派”と、相手にダメージを与えたパンチを重視する“有効打派”に大きく分かれるといい、今回の試合ではジャッジ2名が手数派だったため、エンダムの判定勝ちになったとする声もある。

「明暗を分けたのは、後半の4ラウンド(9~12ラウンド)で、ジャッジの判定が真っ二つに分かれました。採点方法の説明が欲しくなるほどの採点結果が出ています。しかし、それ以上に『試合をリードしている』と解説した香川を起用したフジテレビに、『まともな解説を起用しろ』という声が殺到している方が問題です」(格闘技ライター)

 

香川は具体的にどういう解説をしていたのか。

「20日の試合で香川は、現WBC世界バンタム級王者の山中慎介選手とともに解説を務めていました。村田の試合では『試合を支配していますよ』、『右が効果的ですね』、『リードしていると思います』とコメントしましたが、結果は村田の判定負け。残念ながら、香川のボクシングを見る目に疑いが集まっていました」(同・ライター)

また、フジテレビ自体にも、中継方法に関しての不満が噴出している。

「フジテレビは今回、WBC世界ライトフライ級タイトルマッチで、デビュー10戦目で世界初挑戦の拳四朗が王座を取った試合を、時間の関係とはいえ最終ラウンドだけの放送にしました。さらに、それまでのラウンドの展開を全く解説しないなど、日本人世界王者が誕生したとは思えないような中継をしたのです。救いはMCの中村アンが的確な解説をしたことぐらいです」(同・ライター)

最近のフジテレビは、プロ野球中継に無用なゲストを呼んで批判を浴び、フィギュアスケートでもゴールデンタイムに放送するために生中継をしないなど、あらゆるスポーツの放送で批判を浴びている。

また、香川を見ていると、中途半端な解説でファンに袋だたきにされた、かつての片岡鶴太郎が思い出される。俳優業の隙間に解説できるほど、ボクシングは甘くないようだ。

 

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