錦織圭に八百長事件「参考人聴取」の可能性

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錦織圭が5月30日に行われた全仏オープンの初戦を突破した。試合後の会見では、相手選手の強烈なサーブとフォアに苦しめられたシーンを振り返り、「最後まで(自分が)やりたいようないいテニスができなかった」と反省しきりだった。だが、表情を曇らせた理由は“コート外”にもあった。

「10代のころに日本代表にも選ばれた三橋淳が、八百長などへの関与を理由に、テニスの『不正監視団体』(TIU)から永久資格停止処分を下されました。彼が錦織の友人であったことから、今後、参考人として聴取を受ける可能性があると騒がれています」(体協詰め記者)

TIUが調査を続ける最大の目的は再発の防止だ。しかし、その防止策が“おかしな方向”に傾き掛けているという。

「将来が嘱望された若者が、どうして誤った選択をしてしまったのか。不正試合には金銭のやり取りがあったとされ、その原因も調査されています」(同・記者)

TIUが注視しているのは大会の賞金額だ。

 

テニスだけでやっていける選手は全体の5%

2017年の全仏オープンの賞金総額は3600万ユーロ(約45億円)。大きな大会の賞金は協賛企業も増えているため、上昇傾向にある。だが、四大大会以外は、賞金総額と優勝賞金の金額に、最低額と最高額が定められている。最もグレードの低い『フューチャーズ』カテゴリーは大会賞金総額が1万5000ドルか2万5000ドル(約166万円か277万円)で、優勝賞金は2160ドルか3600ドル(約24万円か40万円)だ。滞在費を大会主催者が負担していない場合に、初戦敗退してしまった場合は、エコノミーホテル1泊の宿泊代程度しかくらいしか得られない。

「プロテニスプレーヤーは世界中にたくさんいますが、テニスだけで食べていけるプロ選手はそのうち5%といわれています。スポンサー企業、CM出演などのサポートを得られない選手は、競技を続けるのも大変です。海外に遠征して1回戦敗退なら、交通宿泊費だけで赤字になってしまいます」(同・記者)

そこで浮上してきたのが、賞金を底上げを要求する声だ。テニスだけでやっていける5%に入る錦織も、賞金の底上げには賛成しているという。

競技に専念できるだけの収入が得られないから、不正が起こる。正論ではあるが、不正防止のために値上げをするのは、社会観念から外れていると言えまいか。

 

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