「下心はなくとも恨みはあった」と推察される前川喜平前次官

barman / PIXTA(ピクスタ)

加計学園の獣医学部新設問題で矢面に立たされた前川喜平前文科省事務次官の経歴は華麗だ。実妹が中曽根弘文代議士に嫁いでいることから、大勲位中曽根康弘元首相は義父にあたる。しかも、前事務次官の祖父である喜作氏が東京都の目白に創設した学生寮『和敬塾』は、多数の政財界人やマスコミの首脳を輩出している。作家の村上春樹氏もそのひとりだ。

今年3月30日は、その華麗なる一族の前川前次官が官邸の軍門に下った日だ。この日は一連の“天下り斡旋問題”の最終報告書において、関与した歴代事務次官8人を含む37人という、前代未聞の大量処分が下された日だからだ。

問題の発端となった早大事案では、一連の問題に関与した43人の処分対象者のうち、最も重かったのは11件の違法事案への関与を認定された藤江陽子元人事課長で、停職3カ月だった。処分を停職相当とされた前川前次官(1月20日に辞任)の側近として首を切られた格好だった。

省内でも美人のキャリア官僚として知られる藤江氏は、1964年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒、早大大学院政治学研究科修了後、1988年に文部省に入省した。そして、2015年8月に傍流の男女共同参画学習課長から、エリートコースの官房人事課長に抜擢されている。

その藤江氏を引き上げたのが、当時文部科学審議官の前川前次官だったのだ。

 

絶大な「信頼関係」だった前川氏と藤江氏

「もっと“重量級”の人材を人事課長に据えるべきだと反発する幹部や嫉妬もありましたが、前川氏はまったく意に介しませんでした。ふたりはかつて、直属の上司と部下の関係だったこともあり、信頼関係で結ばれていたからです。ある宴会の終了後に、前川氏が路上でスカート姿の藤江氏を抱きかかえたまま、ガードレールを跨ぐ姿が目撃されています。そんな誤解を招きかねない関係が、藤江氏の抜擢人事の背景にあったと勘ぐる向きも少なくありませんでした」(文科省記者会記者)

出会い系バーで親身に女性からの相談に乗っていた下心のない御仁だけに、ふたりのあいだに男女の関係はなかっただろうが、今回の『前川の乱』は藤江氏の首を取った官邸への復讐という面は否めない。

 

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