『呪術廻戦』ブームは“鬼滅ロス”の影響? 作品を巡って賛否の声

(C)Mark Nazh / Shutterstock 

『週刊少年ジャンプ』で連載中の人気漫画『呪術廻戦』のシリーズ累計発行部数が、デジタル版を含めて1500万部を突破したと12月16日に発表された。

同コミックは芥見下々の初連載作品で、2018年3月より連載がスタート。高校生の虎杖悠仁が、呪いをめぐる戦いの世界へと足を踏み入れるダークファンタジーとなっている。独特のキャラクター造形などが評価され、〝編集部が満場一致で連載決定した〟というエピソードを持つ注目作品だ。

「2018年7月に第1巻が発売されましたが、すぐに重版が決定。続く第2巻の発売までに2度の重版を記録しました。昨年11月時点では累計250万部、今年5月時点で450万を達成。この1年ちょっとで6倍になりました。大きく部数を伸ばしたのはやはり、TVアニメ化したことでしょうね。ジャンプ編集部としては、〝第2の鬼滅の刃〟として育てていく方針のようです。もしかしたら、来年、一大ブレイクする可能性もありますよ」(アニメ誌ライター)

『呪術廻戦』は好みが分かれる漫画?

「鬼滅の刃」の初代編集者が担当しているということで、業界内でも期待の声が高まっている同作。実際にネット上では、

《最近はダークな漫画が流行っているよね。試しに呼んでみたらハマっちゃった》
《この間、本屋で大人買いしてる人見かけたな。気持ちわかります》
《登場人物は若い子ばかりなのに会話に深みがあって面白い!》
《どんなもんかなー?って感じで見たけど結構いいね! ツイッターでよく見るだけのことはあるな》

などといった声があがっている。しかし一方では、

《出版不況だから、鬼滅に続く漫画を生み出したいんだろうね。面白いと感じるかはまさに人それぞれだと思う》
《正直、鬼滅のほうが全然おもしろい。こっちは人を選ぶ漫画だよ》
《なんかブームを作ろうっていう必死さに萎えるわ》
《アニメを4話くらいみてみたけど、鬼滅ほどのインパクトは感じなかったなぁ》
《これって鬼滅ロス効果が影響してるよね。鬼滅のコミック最終巻を読み終え行き場のなくした鬼滅ファンが呪術廻戦に走ったんじゃないかな》

などと、否定的な声も聞かれる。

19日からは呪術廻戦のアイテムをラインナップした『一番くじ 呪術廻戦』が発売されるなど、今後は関連商品も続々発売になるとか。

まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの同作だが、果たして〝ポスト鬼滅の刃〟となるのか。興味のある方は、一読してみてはいかがだろうか。

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