
(C)TeodorLazarev / Shutterstock
12月18日に放送された『ぴったんこカン・カン&中居正広の金スマ合体2時間SP』(TBS系)の『金スマ』パートには、4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』で知られる漫画家・きくちゆうき氏が出演。今年話題になった同作の裏側について明かし、ネット上で大きな反響を呼んでいる。
「同作は100日後に死んでしまうワニの様子をツイッター上で描いて話題を呼び、大ヒットを遂げたウェブ漫画です。しかし、物語完結のわずか1時間後に〝書籍化〟〝映画化〟〝グッズ化〟といった急なメディア展開が発表され、人気だった作品が一変してネット上で大炎上してしまいました」(芸能ライター)
きくち氏は、今回の番組が炎上後初となるメディア出演。もちろん番組では、炎上した経緯について探っていくことに。元々は1人で連載をスタートさせていた『100ワニ』だが、連載の序盤から数々のメディア展開が決まっていたと語る。また、連載終了1時間後のメディア情報発表で炎上した件については、「そこまで計算できてなかった。最終的に見てる人がどう感じるかまでを」「見てる人が結構、思い入れを強く持ってくれてたんで。嬉しい反面、僕もそこまで考えられてなかったというのは反省しました」と心境を明かしていた。
冷え切った読者たちの心は戻らず…
作者本人から反省のコメントが出たものの、放送を見た読者からは冷たい反応が…。今さら炎上の件について述べても効果は薄く、さらに映画化に関しては「詳しいことはまた、たぶん公式に発表してくれるので」と濁していた。また番組中に「儲けたい」と本音をこぼしたこともあり、ネット上には、
《連載開始後数日で書籍化、グッズ化のオファーが来たとか、ものすごく嘘くさかったな》
《今さらどう言おうとも冷めてしまった人が多数なので、どうもならないと思います》
《ワニの話は急に熱が冷めて、最後は詐欺商法に引っかかった気分でした。あれはなんだったのだろう》
《連載3日目に書籍化オファー、6日目にグッズ化オファー、14日目にはオファーをさばく窓口をやりたいという人物が現れ、連載50日目には実写も含めて映画化の話が「2つぐらい来た」という。これはちょっと早すぎて胡散臭い》
《ちょうど100日目が春休みの3連休初日にあたります。翌日にグッズ大量販売。最初から仕込まれていたとしか考えられない。1人の漫画家が出来る事ではない》
《『金儲けするぞー!』って鼻息が荒すぎたから冷められただけでは? 楽しませてもらったものに金を払うのは当たり前だけど、それはちょっとずれてる》
《何気ない日常を描きながら、残酷にも商業化へのカウントダウンは始まっている。本当に大切なことは何かを教えてくれる最低な作品でした》
などと冷め切った反響で溢れかえっている。
もはやメディア出演しても炎上騒動がぶり返すばかり。何も触れずに別の作品を作っていた方が、火消しにはちょうどいいのかもしれない。
【画像】
TeodorLazarev / Shutterstock