なぜ?東京湾で高級魚「天然トラフグ」が繁殖中

blue horse / PIXTA(ピクスタ)

トラフグは、下関など主に西日本で水揚げされる高級魚だ。しかし、その大半が東京湾から水揚げされたトラフグに取って代わられる日が来るかもしれない。

「昨年6月に調査したところ、江戸川区にある葛西臨海水族園前の砂浜で、天然のトラフグの稚魚が数十匹発見されたのです。トラフグは4月中旬から5月中旬に水深の低い浅瀬で産卵し、成長すると餌を求めて水深のある湾の外に移動するので、河口の多い東京湾で産卵し、隣接する深い相模湾で成長するというパターンが確立されれば、東京湾から相模湾にかけて定着することが期待されています」(神奈川県・水産技術センター)

これまでも、天然のトラフグは東京湾で生息が確認され、漁獲もされている。だが、稚魚が東京湾内で見つかることはなかった。ピンポイント調査で過去に例のない稚魚の大漁を記録したことから、湾内にあるあちこちの浅瀬で産卵されているかもしれないのだ。このトラフグは一体どこから来たのか。

 

放流した稚魚が自然繁殖したか

「神奈川県では、2004年からトラフグの稚魚の放流を始めて、近年では6万尾から11万尾を放流しています。目的は、放流した稚魚が大きくなって直接漁獲されるのが狙いでした。従って、放流しているのは4センチ以上でしたから、東京湾で見つかった稚魚は繁殖の結果という可能性が高いです。これは予想外の成果だと思います」(同・センター)

実際に繁殖の成果が見られる事例がある。千葉県の富津沖でフグを専門で狙う釣り船を出している業者によると、狙いはショウサイフグやナカメフグで、これまでトラフグは交じり物にすぎなかった。それがいまでは、専門のトラフグ船を出すまでになったという。

「“江戸前”と言うと東京湾に限定されるでしょうが、東京湾だけでなく相模湾も含め『エドトラ(江戸前トラフグ)』や『ハマトラ(横浜産トラフグ)』がブランドになるかもしれません。おそらく漁獲量は相模湾産が多いでしょうから、首都圏の庶民の口にトラフグが入るようになる機会が増えるのではないでしょうか」(グルメライター)

東京湾産のふぐ刺しやふぐちりが一般化するかもしれない。

 

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