中国・習近平主席が孤立化…血で血を洗う権力闘争

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学校法人『森友学園』と『加計学園』についての問題で揺れる安倍晋三内閣だが、アメリカのドナルド・トランプ大統領、中国の習近平国家主席、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領にくみしていけるのは、結局、安倍首相しかいないだろう。習主席とプーチン大統領には、選挙というものがない独裁体制を権力のよりどころにしているし、トランプ大統領には強大な大統領権力というものがある。自民党一党独裁でも、この三国の前にはあまりにひ弱だが、それでも民主党政権時代よりましだ。

見掛けは勢いのいい習主席だが、現在“そして誰もいなくなった”状態にある。

「習主席の盟友だった王岐山が離反しました。王は習主席が頼りにする右腕であり、共産党の事実上のナンバー2といわれる実力者で、妻の姚明珊が元副総理の姚依林の娘であることから、『太子党』の系譜に連なる人物です」(中国ウオッチャー)

王岐山というのは、一体どんな人物なのか。

「2012年秋の党大会で最高指導者の座についた習主席は、その直後に王を中紀委のトップに指名し、王は習主席が発動した“反腐敗キャンペーン”の陣頭指揮をしました。その結果、胡錦涛政権時代に石油閥および公安のドンとして君臨した周永康(前党中央政治局常務委員)や、胡の腹心で党内人事を牛耳っていた令計画(前党中央弁公庁主任)、人民解放軍の制服組トップだった郭伯雄(前党中央軍事委員会副主席)ら、大物を次々に牢獄送りにしています。しかし、いまは習主席との共闘関係から離れたことで“中南海仲良しクラブ”は事実上、空中分解しています」(同・ウオッチャー)

 

裏切りと復讐が続く中国権力闘争

習主席は恩人の曾慶紅も裏切っている。曾が党内および長老に根回しをして、習主席を総書記に押し上げたのに、いまやその恩人を敵視し、曾や江沢民の人脈を“汚職追放”と称して、次々と失脚させた。そのため、曾は忘恩の行為だとして袂を分かったのだ。

「曾の復讐戦は任志強事件や郭文貴事件、そして令完成事件に飛び火しました。防御策を講じる習主席は、江沢民派の金庫番だった肖健華を、香港から拉致拘束しています。裏切られた怨念が次の復讐への執念を生むわけで、習主席は中国特有のあまりに醜い権力闘争の真っただ中にあり、現実は北朝鮮圧力どころではありません」(同・ウオッチャー)

今後の中国は一体どうなるのか。

「おそらく全党融和策を採らざるを得なくなり、李源潮や王洋、胡春華、孫政才ら、共青団を大量に政治局常務委員に登用せざるを得なくなるのではないでしょうか。あるいは対外闘争、つまり紛争や戦争に打って出るしか残るシナリオはないかもしれません」(同・ウオッチャー)

朝鮮半島よりも中国周辺の方が危険になる日も近い。

 

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