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漫才日本一を決める『M-1グランプリ2020』(テレビ朝日系)が12月20日に生放送。野田クリスタルと村上による、お笑いコンビ『マヂカルラブリー』が優勝し、5081組の中から16代目王者に輝いた。
『マヂカルラブリー』は3年前の『M-1』決勝で、審査員を務めた上沼恵美子から「よう決勝残ったな」「好みじゃない」などと酷評されたことで話題に。今年披露したネタは、ボケの野田がほとんどしゃべらず、ツッコミの村上がしゃべりまくるという独特の漫才を披露。上沼からも「3年前? 何にも覚えてない。アホやろー。バカバカしいやろ。でも、そのバカバカしいを突き抜けるのは芸術や。いやーよかった。本当によかったと思う」と大絶賛されていた。
https://www.youtube.com/watch?v=kzwWBOmibyY
『マヂカルラブリー』は、早くも翌日のテレビに出ずっぱり。年末年始は大忙しとなりそうだ。
『M-1』の“審査基準”に疑問の声
しかし、決勝戦の彼らのネタが漫才というよりは、かなりコント寄りだったことで、視聴者からは
《漫才の概念っていったい何?》
《真っ当な漫才をした方に優勝してほしかった。これが時代の流れなのか…》
《来年はちゃんとしゃべくりの人が優勝してほしい。見取り図かわいそうすぎる》
《けっこうマジで審査員を変えた方がいい》
《巨人師匠が言っていたように、マヂカルは漫才じゃなくてコントだ。本来のチャンピオンは見取り図だろうね。M-1もマンネリ化して地に落ちたな~》
《芸人なんだからせめてトークで笑いとってほしいわ》
などと、優勝を疑問視する酷評が飛び交っている。
「『マヂカルラブリー』のネタは、野田が大げさなアクションをするだけで、しゃべくり漫才が好きな人にとっては違和感しかなかったでしょうね。今年は実力者の『和牛』が出場資格を失っていないにもかかわらず、参加しないことを表明。明らかに昨年までと傾向が変化しています。審査員に対する不満も高まっており、来年はメンバーの見直しもあるでしょうね」(お笑いライター)
なにはともあれ、『マヂカルラブリー』が優勝したのは、彼らに実力があったからに他ならない。来年はお笑いファンも納得の活躍を期待したいところだ。
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