
kelly marken / PIXTA(ピクスタ)
6月18日、元『SMAP』の稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の3人がジャニーズ事務所からの退所を発表した。
この件については『週刊女性』が真っ先に報じ、詳細については『週刊新潮』が続報した。
「本当は3人が辞めることを分かっているのに、テレビなどはジャニーズが『出すな』と言ったため、報じていなかったのです。報道機関として恥ずかしい行いでしょう」(マスコミ研究者)
あるキー局は「本日(18日)早朝4時にジャニーズ事務所から突然発表になりました」、「稲垣さんら3人が辞めます。驚きです」とアナウンスしていた。
「ほかの各週刊誌もサイトの方では後追いできたはずなのに、ジャニーズ寄りの記事を書く媒体は無視を決め込みました。つまり、ジャニーズから命令が出て、それに従ったのでしょう。そこまで“御用聞き”にならなくてもいいと思います」(ジャニーズライター)
この3人の退所に関する報道の仕方は、ジャニーズ寄りのメディアかそうでないかによって、対応がはっきりと分かれた。
「過激な書き口で知られるサイト『S』などは、テレビ、スポーツ紙が18日未明の発表で統一させられていることを、発表の数日前に書いています」(同・ライター)
SMAPの解散が決定したあとは、ジャニーズ事務所を批判する報道や記事が多かった。
「木村拓哉の裏切りで、SMAPの独立は失敗し、解散に至りました。そして、世間は独立を主導した中居正広に同情を寄せました。中居が再び事務所に反旗を翻し、出て行くとみんな思っていたからです。ところが、週刊女性の記事で中居がジャニーズ事務所に残ることが分かり、3人が独立すると判明しました」(女性誌記者)
そして、6月15日発売の週刊新潮の記事によって、中居への風当たりが変わった。
「週刊新潮が中居のことを《裏切り者》、《カメレオン》だと報じたのです。これで中居のことを報じる流れが変わりました。メディアはまたジャニーズのことを持ち上げはじめたのです。そして、テレビとスポーツ紙は18日未明に3人が独立することを報じて歩調を合わせたのです」(同・記者)
ほぼジャニーズ事務所の思い通りに事が運んだということだろう。
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