フジテレビの『鬼滅の刃』ゴリ押しに視聴者うんざり「鬼滅である必要がない」

(C)Asier Romero / Shutterstock 

12月22日放送の『今夜はナゾトレ 2時間SP』(フジテレビ系)では、空前の大ブームとなっている『鬼滅の刃』に便乗した問題が登場。しかし無理矢理『鬼滅』に寄せた問題だったため、ネット上で批判の声があがっている。

同日の番組では、冒頭から「人気アニメ『鬼滅の刃』から初めて出題!」と視聴者たちに期待を持たせていく。しかも別の問題が出題されている最中も、「『鬼滅の刃』から出題Q新登場!」というテロップが表示されていた。

露骨に『鬼滅』をアピールする同番組だったが、実際に登場した問題は『鬼滅の刃』の〝滅〟という漢字や「水の呼吸」の〝吸〟の書き順といった、作品に関係ないものばかりだったのだ。

強引な『鬼滅』推しに疲弊

散々期待を持たせておきながら漢字の〝書き順〟という、強引に『鬼滅』に関連付けた問題に、視聴者もウンザリしたよう。もはや『鬼滅』でなくとも成立するような問題の数々に、ネット上では、

《今さっきやったナゾトレのやつは鬼滅である必要まったくねぇし!》
《鬼滅の刃はフジテレビのものだ、って刷り込みたいんかな?》
《ナゾトレ、鬼滅の人気に便乗し始めてがっかり》
《ナゾトレで鬼滅の問題楽しみにしてたのに、鬼滅の刃の滅、水の呼吸の吸、禰豆子の子、無限列車の無の書き順で草》
《無縁度合いが高そうだと思ってたナゾトレにまでも鬼滅の特集が差し込まれて、知らぬ身としては淡々と見ざるを得ない時間が生じて『これを知らずに生きていくことは絶対に許さん』っていう集英社の圧を感じた》

などの指摘が続出している。

「今回のように強引に『鬼滅の刃』と関連付ける行為は、メディアで話題になった〝キメハラ〟の一種に近いものだと考えられます。〝キメハラ〟とは『鬼滅の刃』ハラスメントの略称で、同作の視聴を押し付けたり、『興味ない』と言えない雰囲気を作り出す行為のこと。人同士でのハラスメントだけではなく、テレビ業界が率先して〝キメハラ〟を行うことは考え物ですね」(芸能ライター)

同作のネームバリューを使って少しでも視聴者を増やそうという姿勢は、番組側としては当然。だがもう少し作品の内容にも触れるように努力しなければ、ゴリ押しと思われても無理はないだろう。

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Asier Romero / Shutterstock

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