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お笑いコンビ『マヂカルラブリー』の野田クリスタルが12月22日、ライブストリーミングサービス『Mildom(ミルダム)』の『野田ゲーチャンネル』に出演。自身が優勝した『M-1グランプリ2020』(テレビ朝日系)で披露した漫才がネット上で物議を醸していることに、最古参ネット民であると明かしつつ理解を示した。
「M-1」優勝後、初のライブとなった今回の配信。野田はタイトルを「M-1凱旋配信!」にし、優勝して今思うことを率直に吐露していった。
「今回の『M-1』の上位3組によるファイナルラウンドでは、正統派漫才の『見取り図』とピン芸人同士の即席コンビ『おいでやすこが』、そしてしゃべくりではなく〝身体の動き〟で笑わせる『マヂラブ』という三つ巴に。得票3対2対2という僅差で『マヂラブ』が優勝をつかみ取ったものの、主に『Yahoo!ニュース』のコメント欄で〝あれは漫才か否か〟という論争が勃発しています」(ネットメディア編集)
実際、否定派に対し、審査員を務めた『サンドウィッチマン』富澤たけしは12月22日のブログで《漫才は色んな形があっていいし、だからこそ新しい形が産まれ、進化していくんだと思います。変化と進化を止めないからM-1は、漫才は面白い》と言及する事態となっている。
そんな中、野田は配信でその話題を持ち出し「世間体とか人付き合いの関係で言えないだけだと思うんで、僕はヤフコメ民を否定しない」と寛容な姿勢を見せる。さらに「だってインターネットで隔離されて、しかも匿名な状況で、体裁保ってコメント言うわけないじゃないですか。俺だってお笑い芸人やってなかったら、ヤフコメで『M-1』めっちゃ叩いてたかもしれないんだから。そういう人間から始まってるんでね。僕は」と自身もそうしたネット民になる可能性があったことを告白した。
俺たちが『M-1』チャンピオンになったも同然
また、こうした匿名掲示板の住人の存在について「これは僕『あめぞう』からネットに関わってますんでね」「『あめぞう』と2ちゃんで散々レスバ(レスバトル)してきてる人間。レスバ王だったんで」と、現在の『5ちゃんねる』の前身ともいえる、いにしえのネット掲示板の名を口に。当時中学生だった野田少年は、「あめぞう」でネットとの付き合い方を覚えていったようだ。
あわやネット民歴20年超えの〝最古参〟レベルであると明かした野田に、現在のネット民からは
《34歳であめぞう知ってるって完全に廃人じゃねーか》
《最古参の部類やん お前ら頭あがらんな》
《お前らの中で一番の出世頭》
《34歳であめぞうとかエリートやん》
《あめぞうから2ちゃんなら40代半ばだろ クリスタル何歳だよ早すぎる》
《古参はネットで大炎上しそうな事は一切しないのが上手い》
《つまり俺たちが『M-1』チャンピオンになったも同然だな》
など同志を歓迎するようなコメントが続出している。
野田からやけに肝が据わっている雰囲気が出ていたのは、ネット社会で鍛えられたからかも…?
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