あの『ウォッチメン』年末年始にイッキ見! センシティブなテーマを描いた最高SFドラマ

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今年の年末年始に何も予定がない人たちは、逆にラッキーだったかもしれない。なぜなら海外のSFアクションドラマ『ウォッチメン』を〝イッキ見〟できる時間が作れるからだ。今回は、センシティブなテーマを描いた傑作『ウォッチメン』の魅力を余すことなくご紹介していこう。

同作は、ライターのアラン・ムーアと作画のデイブ・ギボンズが手掛けた傑作同名コミックの続編を、大ヒットドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』でお馴染みの『HBO』が映像化したSF超大作。原作は1986年から1987年に『DCコミックス』で出版されており、〝アメコミヒーローモノ〟という枠を超えて、高い人気を博している。ヒーローモノといえど、子ども向けではなく、社会を痛烈に批判した描写も少なくない。長く複雑なストーリー展開が魅力の、まさに大人向けアメコミだ。

ドラマ版は、原作から33年後を描いたアメリカのオクラホマ州タルサが舞台。ある時、白人至上主義団体「第7機兵隊」がマスクを被り、人種差別被害者を守る警察の自宅を襲撃した〝ホワイト・ナイト事件〟が勃発する。そこで生き残った主人公のアンジェラ・エイバー(レジーナ・キング)は、警察という職務を辞めてベーカリーを経営することに。しかし、それは表向きの顔で、裏では警察に留まり〝黒覆面〟のシスター・ナイトになって機兵隊と戦うのだった…。

恐ろしいほどのリアルな描写の虜に!?

「ドラマの冒頭で起こった襲撃事件ですが、1921年にタルサで実際に起こった『タルサ暴動』を題材にしています。この暴動は特定の人種に対する凶悪な騒動として、アメリカ史上最悪の事件と言われるほど。そんな暴動から物語が始まる同作。ブラック・ライブズ・マターが叫ばれる現在で、ここまでメッセージが強い作品はあまりないかもしれません。それもアメリカ国内から、このような作品が生まれているところも評価したいところです。国内で起こった悲劇を内省する作品は、日本国内には少ないですからね」(海外ドラマ評論家)

実際に同作を見た人たちは、作りこまれたストーリーや迫力のあるアクションに魅了されている。ネット上には、

《とても完成度が高く、素晴らしい作品です》
《とんでもないものを見てしまった…。全9話、伏線が美しくはられており、終盤の怒涛の回収、そして結末は物語の完成度に美しさを感じた》
《なんなんだこのドラマ。面白すぎる。『ボーイズ』見た時も思ったけど、アメリカのドラマのセンシティブな話題にどんどん突っ込んで行く姿勢、本当凄いな》
《これを見た後だと、しばらく他の映画やドラマを見る気がしなくなった…。それくらい凄い作品です》
《ウォッチメンも黒人差別問題を扱っていて、ズシンってインパクトのある作品でした》
《エミー賞2020にノミネートされたので見始めた。原作も映画も見ていないので、ついて行くのに苦労しました。3話目でも何が起きているの?って状態。しかし後半グイグイ面白くなって満足の9話完結》

などと絶賛の声があがっている。

ドラマ版を観る前に、原作コミックを読むことを推奨するが、2009年にはザック・スナイダー監督が原作版を映画化。ストーリーに若干の違いはあれど、原作コミックを良くも悪くも忠実に映像化している。漫画がとっつきにくい人は、映画を観てからドラマ版を観てもいいかもしれない。

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